大きな大きな1日が終わりました。

まだまだ気持ちの整理はできていません。


シニさんはゆっくりと深い眠りにつきました。


「痛くない?」

「苦しくない?」


問いかけにゆっくり頷きながら眠りにつき、穏やかな表情で寝息を立てています。



良いお別れとは何か、その答えはわからないままですが、今言えることはシニさんは苦痛から解放されたということです。


面会に行く度に「早く眠りにつきたい」「いつまで我慢したら良いのか」と訴えていました。


先生がこれまで見たことのないくらい、腹膜播種が広がり、本人が「身の置き所がない」と言うとおり耐え難い苦しみであろうと話してくれました。


座れること、飲み物が飲めることから、カンファレンス前は様々な意見が出ていたそうです。


しかし、癌が相当な勢いで進行していることから、あと2週間もつかどうかという見解に至り、深い眠りにつくことが決断されました。


若いこともあり、意識がはっきりしているので判断は難しいものであったそうです。


カンファレンス後、私たち家族への説明が終わり、より強い睡眠薬の投与を待つ間も、

「まだなん?」

「遅い」

と訴えていました。


投与が始まり、うとうとしていくシニさんの表情がだんだんと穏やかなものになっていき、「私たちはこれで良かった」と思えました。



このような最期については、様々な意見があり難しい面も多くあることを知りました。


シニさんの闘病を通して、またこのブログのコメントを拝見し、自分の見方が開けていくことを感じ、シニさんの影響は本当にすごいなと、どこまでも驚かされます。


それぞれの人生で、それぞれの価値観があり、皆その中で一生懸命生きていて、そのことがすごく尊いと感じます。



今もシニさんの寝顔を見ていると、この後来るお別れのことを思い、寂しさが溢れてしまいます。


あと数週間になるか、それ以上になるかわかりませんが、この世から解放されるその時まで、いろんなお話をしたいと思います。





昨日は陽向のお友達、そのお母さんたちとご飯を食べました。

赤ちゃんたちのパワフルさに、もりもり食べて私も体力つけなきゃ!と思えました。


陽向が居て、本当に良かった。



昨日は文章にできず、今朝のこの投稿となりました。

また、状況や思ったことなどぼちぼち更新させていただきます。