いよいよ明日、薬を入れて深く眠らせることについてカンファレンスが開かれるそうです。
早ければ明日の夕方から投与することになるそう。
投与が始まれば、もう話をすることはできません。
このことについては、お医者さんや看護師さんの中でも意見が分かれるそうで、どうなるかはまだわかりません。
最終的には本人と家族の意思が尊重されるそうです。
私は本人が本当にどうしたいかを大切にしたいです。
シニさんはもう十分すぎるほど頑張ってきて、最後まで周りの人たちを元気づけて、たくさんのことを与えてくれたと思っています。
看護師さんたちの「できるだけ長く話ができた方が…」と思ってくださる気持ちも、とても嬉しいです。
私たちに寄り添ってくれる素敵な病院に来られて、本当に良かったです。
でも、いざ話すとなると何を話したら良いのかわからなくなります。
「ありがとう」「愛してるよ」くらいしか言葉が出てこない。
しんどい姿のシニさんにかける言葉は、本当にそれしかないのです。
だから、シニさんが望むのであれば、深い眠りについて欲しい。
最後くらい、自分のことだけ考えて、自分の望む形で過ごして欲しいです。
「死とは祝福であり、解放である」
そう、穏やかな笑顔で話してくれたシニさんの言葉が、私の迷いをかき消してくれます。
昨日は1122(いい夫婦)の日でしたが、私はシニさんにたくさんの影響を受けました。(きっと良い影響ばかりだと思っています…!)