衰弱のせいか、医療麻薬のせいか、常にまどろみの中にいるようです。


太陽の光で目を覚まし、フラフラと屋上へ登ります。



あまりにも美しい空を見上げて

暖かい光に包まれて

意識を失いそうになります。



なんて美しい・・・

全てが調和し、全てが平等で、愛と真実だけの世界。

そこに何の隔たりもない。



刻々と変わり行き無常を教えてくれる。
世界の美しさに涙が溢れてむせび泣く。
一瞬の中に永遠を見出す。
永遠の中に一瞬を見出す。
また見つかった、何が?永遠が。

それは歓喜の涙。

僕は狂ったのだろうか。


あの空がまるで僕を呼んでいるかのよう。
世界に愛されて、祝福を受けているかのよう。
あぁ、世界はこんなにも美しい。