どのような最期を迎えたいか相談できる
少しづつですが、僕の考えに理解を示してくれる方が増えていることを嬉しく思います。
今朝もテレビを見ながらア〇ラックのCMを見ながら
「あーこうやって間違ったイメージを植え付けているのだなぁ」
と思いながらみていました。
保険会社のCMでは
高額医療費制度の話も、
障害年金の話も絶対でてこないですもんね。
なんか、大したステージでもないのにも関わらず死にかけたみたいな顔をしてニヤニヤしながら話を・・・・・・・・・・
普通の人では行えない治療を優先的に行ってもらっているにも関わらず、がんをネタにしてのうのうと色んなところで講演して・・・・・・・・
まぁいいや。
僕はがんが見つかった時から自分がどのような最期を迎えたいか家族に伝えました。
その際、非常に頼りになったのが
テレレレッテレー
「もしバナカード!」(ドラえもん風に)
日本ではまだ馴染みはありませんが、自分が最期を迎える時に何を一番優先にするかゲームを通して考えさせてくれます。
例えばですね。
・家族の負担にならない
・穏やかな気持ちにさせてくる看護師がいる
・信頼できる主治医がいる
・私の思いを聴いてくれる人がいる
・尊厳が保たれる
などのカードがありまして、その内の10枚を選びます。
そして、その10枚から
とても重要なこと
ある程度重要なこと
重要でないこと
を順序をつけて話合います。
僕はとても重要なことは「家族と過ごしたい」でした。
書かれている内容が
「チャプレン」とか「神と共にいる」
とガッツリ、キリスト教に寄っているので改善した方がいいと思います。
人はいつ亡くなるかわかりません。
この度の飲酒運転による事件、自然災害による事故。
なにもお別れを聞くこともなく亡くなっていった遺族の無念を考えると胸が痛みます。
どれだけの喪失でしょうか、どれだけの時間をかければ現実を受け入れられるのでしょうか。
日本では死を積極的に話すことは避けるような文化があるように感じます。
しかし、死を生前に話しておくことで喪失の期間は短くなるように僕は感じます。
例え奇跡が起こって治っても、治らなくてもいずれ人は死ななければなりません。
あなたはどのような最期を迎えたいですか?
がんはそのように考えられる時間を与えられています。
僕は生まれ変わってもがんで死にたい。