変な人が寄ってきて楽しい

 

がんになると変な人がたくさん寄ってきます。

変なサプリを教えてくれる人

変な器械を教えてくれる人

変な水を教えてくれる人

変なスープを教えてくれる人

変な教えを教えてくれる人

がんに罹患された方なら一度は変な人にお出会いされたことがあるのではないでしょうか?

心に余裕がない時は近寄ってきて欲しくないですが、

心に余裕がある時はとても楽しいです。

 

変な人は「幸せ」を教えてくれようとしているのですが

その教えてくれる人自身が全く幸せそうではないのです。

まずはあなたが使えばいいのでは?

と笑いをこらえながら聞いてしまいます。

 

先日も病院の待合室にて知らないおばさまに話しかけられました。

目からキラキラビームを出しながら

「あなたに出会えて感動しました!

 おまもりですの!

 この『南無真如』という真言を唱えると

 どんな病気でも治りますの!」

と続けて

「これ、わたしの電話番号ですの!」

といいつつ謎のカードを渡されました。

僕は怒涛の信仰宗教の勧誘を受けながら

(真言で治るのなら、なぜこの人は病院にきているのだろう・・・)

と笑いをこらえながら聞いていました。

自己矛盾というのは中々気づけないものなのですかね。

 

生まれ変わってもがんで死にたい。