入学 | ☆ 玲瑠's BLOG ☆

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何気ない日常での出来事や、思ったことなどを書いています。摂食障害治療中なためその内容が多いかと思いますが、たまにふとした幸福感を動物や自然などの写真と共にアップしたりもします。

眠れないのと、吐き気を紛らわす為に書いてます。


たまに考えるんです。

摂食障害、痩せを手放して生きていくとしたら

何をしたいか。


答えは結構すぐに出ます。


医療の世界に戻りたい。


です。私は現役で看護大学に進学しました。

本当は文学部か心理学部に行きたかったのですが、

母が、


「女は手に職を持たないとダメ!

国家資格に繋がる学部じゃないと大学にはいかせない。

で、勉強できないあんたが行ける可能性が高いのは

専門、短大、4大と、入学口が沢山ある看護!」



って言われ続けて、看護大学に進学しました。

正直、どうせ進学するなら学費安く、早く就職できる

専門学校に行きたかった。でも、色々あって

公募推薦枠で4大に進学しました。


摂食障害を発病して、今も解決しない問題の初期時代。

留年して、2年生を2回やりました。 

でも、精神的に限界で心身ともにぼろぼろになっていきました。

休学しよ。。と思いました。でも、私の進学した看護大学は、

とある大学と合併してしまいました。

その関係で、留年、休学ともに不可能になってしまいました。

何とか3年生になりました。


3年生は兎に角臨床実習です。

グループを作り、各分野へ実習しに行きます。

実習の中では、グループ内でディスカッションして、

カンファレンスの勉強もします。


グループで1年行動するので、1人何かしらトラブルになると、グループ全体に迷惑をかけてしまうのです。


3年生になった私は、体重も28kgで自傷行為も激しくて、

ナース服を着るときは、両腕包帯グルグルでした。

とても、実習に行ける体力も気力もありませんでした。

でも、例の先生が、


国家資格は何度でも受けられるから、気にしなくて。

でも、卒業だけはしよう!

家から、離れないとダメだよ。


って支えてくれたんです。だから、必死に通学しました。

でも、他の先生が母に何か言ったらしく、

退学させられてしまいました。


退学してから毎年、看護学校の受験パンフレットを

手に取りました。最初は届いたパンフレットの封を開け、

中身を確認。現役時代、見学にいったことのある学校。

小論文。。苦手。。

国語、英語、生物で受験できる学校がベスト。


3年目、届いたパンフレットの封を開けなくなった。

床に積み重ねていった。そして、捨てた。


4年目、パンフレットを取り寄せなくなった。でも

検索はしてた。


5年目、何もしなくなった。



看護学生時代、何だかんだ楽しかった。 

命の現場に携わる事が出来て胸が高鳴った。

1年、2年でやった臨床実習は大変だったけど、

ナース服を身にまとい、今は少なくなったけど、

ナースギャップをかぶり、血圧計と

玲瑠と名前の刻まれた聴診器を持って

病棟を闊歩した日々。楽しかった。

解剖学では、実際に解剖実習をやらせて頂いた。


医療現場がどんどん好きになりました。

発病するまではね。


私は、看護師になりたかった。


やり直そうか今でも考える。

摂食障害治して、専門学校にいくか、

正看護師じゃなくて、准看護学校からいきとか。


でも、無理なんです。

理由は両腕が傷跡だらけだから。

あの大変な実習を乗り換えられる自信もないから。

国家資格までたどり着ける自信がないから。


ナースエイドも考えたけど、これも半袖だし、

何より母がやっていた仕事なので、

よく分からないけど気が進まないんです。

因み母は看護師になりたかったようです。

でも、反対されて銀行関係の職に就きました。

で、ある時こっそりナースエイドに転職したらしいです。

私に看護師を進めたのは、自分がなれなかったことを叶えたかった気持ちもあるのだと思います。


私は何度も入院してます。

実習にきている学生さんがいるんです。

緊張しながら頑張ってます。キラキラしてます。

何度か実習対象患者に指名されて、

色々やらせてあげました(笑)


でもね、学生さんみると胸がチクチクするんだ。

病院の看護師さんみると、私もこの世界にいるはずだったのに。。って、思ってしまうんだ。


医療世界に入学するか、

痩せの世界へ入学するか、


私は何処へ入学したらいいのかな。