IBF世界スーパーライト級タイトルマッチ
王者スブリエル・マティアスvsリアム・パロ
王者のプエルトリカンが凱旋試合。マティアスは好きなボクサーか?と聞かれれば全然好みのスタイルではない。
だが、あのガードを固くしてスタスタ?と相手に近づき自分の距離が合えば異常なパワーパンチの連打で破壊していく。
上半身というか肘から拳だけで打っていうようにみえる。
あれでどこまでいけるのか?と思っていたら王者にまでなった。
勝利は全てKO。
一方のパロは全勝のオージー。この選手にもしかして?と期待してしまう理由はやっぱりオージーだからかもしれない。
ジェフ・ホーンやジョージ・カンボソスのようなフィジカルの強さがあれば。と期待している。
関係ないが私はラグビーも大好きなのだが、ワラビーズ(オーストラリア代表の愛称)の伝統は組織と作戦で攻守をめまぐるしく
展開していく。
それには下地に強いフィジカルが必要だ。
。。。で結果は何とパロが判定勝ち。
ちょっとマティアスは地元凱旋という事でやや雑だったようにも思う。逆にパロは丁寧だった。とにかく距離を潰されない
ようにジャブを出し、前の手を出し、アングルを変え、潰されそうになれば身体で押し返し、、、後半はクリンチワーク。
そして打たれても必ず打ち返して終わる。ここまで徹底出来たのは素晴らしい。
勝手に正にワラビーズだなと感心しながら観ていたw
マティアスは打たれても固いガードでスタスタと自分の距離まで近づいて、、、が出来なかった。させてもらえなかった。
リアム・パロ、素晴らしいボクシングをしたなと思う。ああいう相手に自分の距離で戦う。相当難しい事なのだろうな。