今年になって日本人世界王者が一気に増えた。
現在の世界王者は
ミニマム級 重岡銀次郎
ライトフライ級 寺地ケンシロウ 2団体王者
フライ級 ユーリ阿久井
Sフライ級 井岡一翔
田中恒成
バンタム級 井上拓真
武居由樹
西田凌佑
中谷潤人
Sバンタム級 井上尚弥 4団体王者
何と10人。ベルトでいえば14個ものベルトを抱えている。凄い数だ。皮肉の一つも出てきそうだけど実際多い。
多くて凄いのか多くて凄くないのかよく分からない。
選手が凄いのかプロモーターが凄いのか。。。それとも日本向けのプラットフォームのお陰なのか。。。
因みにアマプラボクシングは・寺地の統一戦・井上拓真のWBAバンタム王者決定戦・ユーリ阿久井のWBAフライ級王者挑戦
・田中のWBOsフライ級王者決定戦・武居のWBOバンタム級挑戦と何と5人の王者(寺地は京口に勝ってWBAを獲得)
を生み出している。10人のうち5人、寺地を除けば4人である。
話しが逸れそうw
これを踏まえて、、、競技人口、というかプロ登録の人口。誤差があるだろうから下一桁は繰り上げる。
ミニマム 290人 1.2%
ライトフライ 440人 1.8%
フライ 740人 3.1%
sフライ 780人 3.3%
バンタム 1070人 4.5%
Sバンタム 1280人 5.3%
フェザー 1560人
sフェザー 1810人
ライト 2300人 9.6%
Sライト 2190人
ウエルター 2250人
sウエルター 1960人
ミドル 1670人
sミドル 1510人
Lヘビー 1390人
クルーザー 1250人
ヘビー 1450人
合計 23940人
階級別に少ない順にみると軽い階級が殆どをしめている。クルーザー級が少ないがそれでもSバンタムとほぼ同じくらい。
いや、勿論そんな事わざわざ言われなくてもボクシングファンの人たちなら肌感覚として何となく理解していると思う。
階級差によるウエイトも軽量級程差は無い。
そして階級の細分化やメジャーといわれる団体が4つ(最近はIBOも徐々にメジャーになりつつあるような。。)もあるのは
何やかんや言ってもお金の為だろう。
単純に人数を考慮すればミニマム~フライまでを一つにすれば1470人だ。ミニマムからSバンタムまで組み合わせは自由w
sフライとバンタムを一つにして1850人も良し、バンタムとsバンタムを一つにすれば2350人。ライト級を抜いて
階級で一番多い人口となる。この軽量級に日本人がひしめいていてそして見事に逆に欧米人は極端に少ない。
日本人が極端に少なくなるフェザーから欧米人が出てくる。
ボクシングに関しては特に感じることだが日本人はそもそも小さいのだから仕方ない。という風に言われる事が多い。
何となく欧米と比べて日本人は小さいとすり込まれてきた。
本当だろうか?
一昔前にテレビに世界王者がよく出ていた。本当に失礼かもしれないが大橋秀行氏がニュース番組に出演した時、久米宏氏と
並んで大きなデスクに座り話しているのをみて小さいんだなぁと思った。
またバラエティなんかで見る長谷川穂積や山中慎介もお笑い芸人さんに挟まれていると何だかとても小さく見えた。
ん?日本人が小さいのではなくてボクシングの日本人世界王者が小さいだけ?
日本人の平均身長は約170.7cmだ。
そしてボクシングでのライバル国とされてきたメキシコはというと実は167cmだったりする。
今はライバルどころかメキシカンの有名選手は今や中量級にいる。カネロもムンギアもsミドル。オスカルでさえsフェザーだ。
ナバレッテも敗れはしたがライトまで上げている。
上でやる事が正義というわけでは無い。アメリカが本場とされるボクシングは競技人口ではライト級以上が中心でありそこを
目指して金を稼ごうとしているのが世界のトレンドだというわけだ。
激戦区のライトで王者になり頭一つ抜け出せれば階級を上げていこうとする。
その一方で、日本は 軽量級の本場は日本でイノウエを観たければ日本に来ればよい という事になっている。らしいw
因みにフェザー以上で世界王者に近い位置にいるのはたった一人だけ。sフェザーの力石だけだ。
現状は。
そう現状は。である。あと数年もすれば、という思いもある。これだけ人口減少、少子化と言われる中でも確実にフィジカルは
強く大きくなっている。そう思う理由がある。長くなったので続く。