クルーザー級で初めての試合のミツロ。

 

どんな形であれミツロは日本ヘビー級王者。

すなわちそれは日本人プロボクサーで最も強いという事でもある。と思う。

PFPとかの無意味な妄想ではなく、そのまんまのスガタカタチで戦えば井上尚弥もミツロに勝てない。

 

相手のジュールは世界ランカーとはいえ二けた、しかも二十何位?とかの選手。

勿論?見た事も無い選手。

 

試合は、、ジュールの判定勝利。ほぼフルマークだったと思う。2rにダウンを喫した事でミツロのプランは何もなくなった。

 

やっぱり弱いな~とかって言うのは簡単だけど。。。

 

しかしミツロはタフだなというのは感想。ダウンしてしまうとダメージを思い切り残してしまう選手が多い中、ラウンドが早かったこともあったのかよく持ちこたえたなと思った。

 

残念だったのはミツロの武器のスピードがやはり打たれ過ぎた事もあり踏み込みのスピードも無くなってしまっていた。

 

ミツロとしてはほぼ常に大きな相手となるのでスピードが生命線。遠い位置から一気に踏み込み上下に打っては身体を預ける。

これが出来なくなり中途半端な距離にとどまってしまいジャブをもらい続ける。苦し紛れに踏み込んではアッパーを危険なタイミングで食らう。ガードを上げて踏み込むタイミングを計ってもジャブをもらい続ける。

 

あとはジュールの右も良かったな。。。。

 

まぁやっぱり完敗だった。そしてそれは日本人が重量級で戦うという事に対しての夢が未だ夢のままという現実を見た気がする。

 

もっといえば重量級で戦える体格の日本人がプロボクシングというものを選択していないのだろうという事が今更ながらに分かったような気がする。

 

日本は野球とサッカーが人気。メキシコも野球とサッカーは人気だ。そのメキシコではカネロがSミドルで王者になり、皮肉にも?同じ日にヒルベルトラミレスがクルーザー級で世界王者となった。

 

日本はネット配信が始まり軽量級でボクシングバブルだと盛り上がっているみたいだが、、、ホントにそう思っている人はいるのだろうか?

 

そんな鎖国みたいなことで良いのかな?井上は日本で稼げるんだからわざわざ海外で試合何かする必要ないんだ!なんて声も聞く。。。。かなり虚しいと思ってしまう。

日本人は小さいと日本人は思い込んでいる。ホントにそうかな?

 

20才以下の日本人をみていても20年位前からすると大きく思う。そして今や学校のクラスに一人や二人はハイブリッドな子たちがいる。ハーフの子たちは色んなスポーツで今や席巻している。

 

ボクシングでは平岡アンディがいるけれど、世界王者になる気があるのかよく分からないまま日本国内で勝利を重ねている。

 

日本で稼げるから日本で良い という理屈は少なくともファンとして正直全く理解出来ない。

 

子供たちは色んなスポーツを観る事が出来る。何が本当の世界で憧れる世界か分かると思う。

 

日本のボクシングはいつまで 日本人は身体が小さいからという劣等感や過酷な減量を強いる根性論 で世界観をみせるつもりなのだろう。。。