噂されている井上vsルイス・ネリは5月6日に東京ドームとなるらしい。

 

前回、東京ドームでボクシング興行が行われた際はマイクタイソンvsジェームス・ダグラス。

何と90年2月まで遡る。主催者発表で5万人を超える観衆を集めた。

 

今回はどうなるだろう?正直、ルイス・ネリについて覚えている人がそんなにいるのかさえ疑問だが。。。

いづれにしても興行規模は大きいのは間違いない。

 

個人的に思うのは、そこに井岡一翔vsファンフランシスコ・エストラーダを組み込めないのかな?という事だ。

今現在、ボクシングの人気は低迷しまくっている。

その理由は沢山あると思うが、私が思う大きな理由は興行がジムに委ねられている事。

ジムオーナーがプロモーターである事が大きいと思う。

 

軽量級は世界では非常に軽んじられている。本場と言われるアメリカではファイトマネーも酷いものだし観客も軽量級だけでは来てもらえない。世界戦もメインになる事は少なく軽量級の世界戦の興行は世界戦では無い中量級の試合がメインだったりする。

エストラーダvsロマゴンなどは稀だ。

 

日本市場は軽量級の中心ともいえるが、そこにステイタスは無かったと思う。ほんの数年前はアメリカに進出する(試合する)事が日本人世界王者ボクサーにとっての名誉だったと思う。

 

しかし、村田があっさりと海外でプラントに負け井上がコロナの中無観客で試合をし、、、良い意味でも悪い意味でも現実を知らされた。

井岡が復帰してアローヨとやった頃までは間違いなく違ったと思うが。

 

そして村田ーGGGや井上の4団体統一と地上波からネット配信への移行のタイミングでアメリカを夢見るよりも日本を軽量級の

本場として考える方が、現実的でもあり金も潤う事に気付く。

 

それは井上の強さが海外でも評価されてきたからだろう。それによりステイタスが出来つつある。

 

が、しかし、私は海外の記者たちが軽量級を本当に理解しているのかという点には大いに疑問がある。

井上が強い。それはそうだろう。だが、残念ながらそれは少し捉え方が違うように思う。

 

誰に勝ったか? という事が最も説得力があるはずなのに、その誰か が井上にはいない。 井上の場合は

どのように勝ったか? という点でインパクトを残している。それも説得力はあるかもしれないが、そこが軽量級の悲しさ。

アメリカに届いたのはアメリカ人の無敗の統一王者 スティーブフルトンに勝った 事が大きいように思う。

だが、フルトンが本当に強かったのか? 。。。。。否。 

だが、海外の記者たちがどう理解していようが、良いように理解してくれている。ように思う。

 

そして今現在、井上バブルに沸いている。これをボクサー人気だけのものにして一過性で終わるのか。

それとも、そのバブルの金を利用してボクシング人気を底上げするのか。

 

ジムのオーナーがプロモーターである限り、ボクサー頼みの興行が続くだろう。ジムのしがらみの無い興行。

そして、興行の、エンターテイメントのプロと大手ジムが組んで興行を一度やってもらいたいと思う。

 

今ならROAD TO MONSTER 一択。井岡にも中谷にも井上に挑ませたいけどな。

バンタム級でも面白い興行は組めそうだ。

 

ボクシングの未来を見据えて、興行 プロモートの大切さを考えて欲しい。