HSP(Highly Sensitive Person)とは、

アメリカの心理学者、エレイン・アーロン氏が

提唱した言葉で

 

「視覚や聴覚などの感覚が敏感で、

非常に感受性が豊かといった特徴を

生得的に持っている人」

 

のことをいいます。

 

HSPの4つの特徴

①ものごとを深く考える

②刺激を受けやすい

③感情の面で反応しやすく共感しやすい

④かすかな刺激に対する感受性が強い

 

HSPは「病気」でも「障がい」でもなく

「特性」です。

 

ただ

この特性への理解がないと

自分を責めたり

人に気を遣いすぎたりして

「生きづらさ」を感じてしまいます。

 

また、HSPの人は

自己肯定感が低くなりがちです。

 

「生きづらさを感じている」

「他の人が気づかないことにすぐ気づく」

「とにかく疲れる」

「苦しい」

とういう方、ぜひ下のチェックをしてみてください。

 

チェックの文言は、

明橋 大二先生の 「HSCの子育てハッピーアドバイス」

から引用しております。

 

HSPチェックリスト

 

次の質問に、感じたままを答えてください。どちらかといえば当てはまるのなら「Yes」、全く当てはまらないか、ほぼ当てはまらない場合は、「No」と答えてください。

 

□  1 自分を取り巻く環境の微妙な変化によく気づくほうだ     

□  2 他人の気分に左右される              

□  3 痛みにとても敏感である                      

□  4 忙しい日が続くと、ベッドや暗い部屋などプライバシーが守られ、刺激から逃れ

       られる場所に引きこもりたくなる

□  5 カフェインに敏感に反応する        

□  6 明るい光や強いにおい、ザラザラした布地、サイレンの音などに圧倒されやす

      い                 

□  7 豊かな創造力を持ち、空想にふけりやすい         

□  8 騒音に悩まされやすい 

□  9 美術や音楽に深く心を動かされる                     

□ 10 とても誠実である

□ 11 すぐに驚いてしまう   

□ 12 短時間にたくさんのことをしなければならない場合、混乱してしまう

□ 13 人が何か不快な思いをしているとき、どうすれば快適になるかすぐに気づく

     (例えば電灯の明るさを調節したり、席を替えたりするなど) 

□ 14 1度にたくさんのことを頼まれるのが嫌だ 

□ 15 ミスをしたり忘れ物をしたりしないよう、いつも気をつけている 

□ 16 暴力的な映画や、テレビ番組は見ないようにしている     

□ 17 あまりにもたくさんのことが自分の周りで起こっていると、不快になり神経が高

      ぶる         

□ 18 生活に変化があると混乱する                   

□ 19 繊細な香りや味、音楽を好む                     

□ 20 ふだんの生活で、動揺を避けることに重きを置いている  

□ 21 仕事をするとき、競争させらたり、観察されたりしていると、緊張していつもどお

      りの実力を発揮できなくなる   

□ 22 子どもの頃、親や教師は自分のことを「敏感だ」とか「内気だ」と思っていた

 

 

得点評価

質問のうち12個以上にYes」と答えたあなたは、おそらくHSPでしょう。

しかし、どんな心理テストよりも、実際の生活の中で感じていることのほうが確かです。

たとえ「Yes」が1つか2つでも、その度合いが極端に強ければ、あなたは

HSPかもしれません。

 

                   (参考資料:明橋 大二 「HSCの子育てハッピーアドバイス」 1万年堂出版 2021 p.67)