東京オリンピック2020、始まりましたね。
普段見ないテレビをガン見した4時間。
私はオリンピック開会式が大好きなんですよね。
初めて意識して見たオリンピックは、1984年。
ロサンゼルスオリンピック。
夏休み。学校や部活が無いときはずっと見てました。
商業主義的、ショー的要素がかなり入ってきたオリンピックとして言われてますが、
世界中から集まってやってきたアスリート達。
大選手団も居れば、1人で来ている国もある。
鮮やかな民族衣装や、国の歴史の新しさや歴史に触れたり。
聞いたことない国は地図を持ってきて探したりしました。
あの時の日本人選手団はキチンと整列して行進をしていて、
最後にバラバラに、自由に入ってきたアメリカ選手団とあまりに違う入場も面白くて。
国柄、って言うのでしょうか。
国旗をイメージしたユニフォームも楽しくて。
小さな国や、紛争地域から来た選手らのことをあれこれ想像したり。。
あれから37年。
社会人になって忙しくなったり、
全て見れなかったけどそれでも、
人生を掛けてその競技に打ち込むアスリート達の姿に感動し、ハラハラし、涙したりしたりしました。
今回のオリンピック。
思いがけない疾病に世界が混乱し、
大会の開催の有無の話など始まる前から紆余曲折がありました。
東日本大震災からの復興を謳う大会だったのにも関わらず、災害レベルの新型コロナが襲ってきました。
皆、それぞれの立場があるし、
意見があります。
個々人の意見を大切にし、言論の自由は我が国の憲法に明記されています。
しかしこんなに始まるまで、
息苦しかったオリンピックも無かった。
もちろん私が知る限り。
開催が日本だったから尚更かもしれません。
馬鹿だと思われるかもしれません。が、
オリンピック開会式の、誰も居ないスタジアムが映し出されたのを見たら、
涙が止まらなくなりました。
美しい話ばかりでは無いのはわかります。
今のオリンピックが抱える闇を、私なりには理解しております。
が、スタジアムを作った一人一人。
盛り上がるように手配してきた一人一人。
ボランティアの人々。
それでも店を開けれない飲食店さんや、それに携わる業者の皆さんの無念さ。
国や地域を背負って、遠くから来た選手達。
小さな国から一人や二人で出てきた選手らも含め、
全てのアスリートの思い。
涙が溢れてきました。
「スタジアムが泣いている」と。
私は不思議で仕方なかったことがありました。
アスリートが自分が出る大会に関してモノを言いにくいって、
おかしくないでしょうか。。
有観客にして欲しいと言った選手に強烈な批判をする人々。
よく言った!と褒める人々。
なんでだろう。
自分の意見を言うこと。特に当事者の選手らがモノを言うことはそんなに、(特別)なものなんでしょうか。
それがもし(特別)だったり、
(勇気がある発言)だとするならば、
今の日本の言論空間は、かなりの歪みがあるのではないかと思うんです。
涙が出たのはオリンピックのことだけではなく、
コロナ禍にて、ギスギスした社会に対しての、
しんどさもあったのかもしれません。
テレビをカシャカシャ写真撮る私って何よ、ってね笑笑。
王さん、長嶋さんは特に感動しました。
やはり子供の頃の記憶ですかね
とにかく、
様々な困難があったことでしょうが、
選手の皆さんには力一杯頑張れ、と申し上げたいです。
先日、面白い漫画を見つけました。
どのような意見にも賛否があります。
言論を裁くのは世論ではなく法律であります。
もちろん世論も大切です。
民主主義の国ですから、日本は。
しかし、
モノが言いにくくなる世の中は、マッピラゴメンです。