『Foster (フォスター)』を調べると、
〈実子でない子供などを〉(実子のように)
育てる、養育する、世話をする、
とあります。
熟語で使うと、
a foster parents 里親
a foster child 里子
となります。
いわゆる『預かりボランティア』です。
今日は、
犬の訓練士の里見潤さんの記事をご紹介させていただきます。
この記事を私が読むことができたのは、
昨年の1月でした。
里見さんのこの記事を拝読したとき、自分が感じていた『フォスター(預かり)』の重要性を確信することができました。
里見さんのこの記事は、ずっと私の支えです。
昨年の1月は、ちょうど地元警察から拾得物の犬を3ヶ月間お預かりしたばかりの頃でした。
http://ameblo.jp/mikadoya-kohsuke/entry-12118982409.html
この子は、状況からほぼ遺棄であることは間違いありませんでした。
三ヶ月間、警察からお預かりしてる間に、この子のストレスを減らし、健康状態を良好にして、新しく里親を探すことに専念しました。
お陰さまで、同じ愛犬家の方のご紹介で、この子は4月には無事優しい里親様が決まり、家族として迎えられました。
『フォスター』として預かり、犬たちとともに生活することは、
犬たちはストレスから解放され、健康を回復し、そして人慣れしていきます。
また、私たち預かる立場は、その子の性格などを知ることができ、里親様に迎えられたときに、少しでも苦労がないように、教育をすることができます。
そうすることで、スムースに里親様に迎えられ、犬たちが新生活にも安心して馴染んでいってくれるというメリットが多分にあります。
ただし、それぞれの犬たちの状況や、また、里親希望者の名乗り出がない限り、その預かり期間は、短くも長くもなります。
それは、預かる側のリスクとして、覚悟しなくてはなりません。
だからこそ、預かる子の幸せを願い、信じて、一緒に暮らしながら待つのです。
今年の春、この子は新しいお父さん、お母さん、ご家族とともに、桜を観てくれます。
未だ減らない遺棄されたり迷子となる犬や猫。
それらがさらに野良化し繁殖をした野犬。
私たちの生活のなかで最も身近で密着した動物。
私たちにできることは、人それぞれにあります。
すべてが一様に保護したり里親を探すことが、できるわけではありません。
ですが、日々の生活で、常に頭のどこかに気にかけ生活することから始まり、
なにか、どんなかたちででも、できることがあると気づきます。
たとえそれが、小さなアクションでも、
自分に無理なく、自分のペースで、
一過性に終わらず継続できること、
それが大切なんだと思います。