出掛ける前、
貧血でふらつきあり。
熱はない。
病院到着後、自分の足で採血室へ。
血圧、上が70…下は…もうあんまり関係ないそうです。
前回数値が悪かったカリウム、腎臓は若干の回復傾向。
医「どうですか?食べれてますか?」
弟「はい、変わりないです。
何口かしか食べれません。
水分は摂れてます。
それから、いつも眠たいです。」
医「…眠たいですか…。
夜も寝て、日中も眠たいですか?」
弟「はい。なんかず〜っと眠たいです。」
母「座ってても寝てるんです。」
医「…もう6月ですからね…
ずっと眠たい、寝ているのは、、、
衰弱してきたと思われます。
だんだんと眠っている時間が多くなり
そのまま眠ったままになります。」
余命。
医師の予想によると、後10日ほど。
弟「衰弱ですか…。
そんな状態なんですかね。」
医「はい。入院されて、点滴しませんか?
少しは元気になりますよ。」
訪問医療、看護は断り続ける。
弟「それは考えています。
でも、まだそういう時期ではないと
思います。
自分ではまだ自覚ありません。」
見た目、骨と皮で、死を目前にした人のように見える。
看護師達も心配で手を差し出し背中を支えてくれる。
すれ違う人が振り返る。
私「まだ、外出もするんです。」
パチンコとは言えなかった。
医「そうなんですか!!?
まだ外出も出来るんですね!?
そのぐらいの元気がある方が私たちも
嬉しいんですが、でも十分過ぎるほど
頑張っておられますよ。
入院してゆっくり体力を温存された方
が良いのでは?」
弟「分かりました。入院ですよね。
体が動けなくなりそうだったらお願いする
かもしれません。」
担当医師も諦めた^^;
後は延命治療をどうするかの話になり、
痛くなかったら自然に任せたいです。
延命はしません。
痛くなったら、痛みは取って欲しい。
と伝えた。
帰りの車の中では、
弟「医者から衰弱してる。って言われたら
そうなんかな…て思ってしまう。
なんか、体調悪くなりそうやわ。」
私「そんなん思ったらダメよ!
本当にそんなになるよ!
眠ったまま起きなかったら
おい!こら!起きんか!!
って起こすからね!」
本当に本当に起こすからな!
弟の気力は凄い!!
まだ歩ける!!
まだ大丈夫!!