弟受診日 | 家族の色々。

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50代後半。
楽しく笑って生きましょう♪

人生色々あるけれど、いつかは笑い話に変わるのさ。

笑える旦那を筆頭に5人家族のお話。

今日は弟の受診日。


出掛ける前、
貧血でふらつきあり。
熱はない。


病院到着後、自分の足で採血室へ。
血圧、上が70…下は…もうあんまり関係ないそうです。


前回数値が悪かったカリウム、腎臓は若干の回復傾向。


医「どうですか?食べれてますか?」


弟「はい、変わりないです。
  何口かしか食べれません。
  水分は摂れてます。
  それから、いつも眠たいです。」


医「…眠たいですか…。
  夜も寝て、日中も眠たいですか?」


弟「はい。なんかず〜っと眠たいです。」


母「座ってても寝てるんです。」


医「…もう6月ですからね…
  ずっと眠たい、寝ているのは、、、
  衰弱してきたと思われます。
  だんだんと眠っている時間が多くなり
  そのまま眠ったままになります。」
余命。
医師の予想によると、後10日ほど。
  

弟「衰弱ですか…。
  そんな状態なんですかね。」


医「はい。入院されて、点滴しませんか?
  少しは元気になりますよ。」
訪問医療、看護は断り続ける。


弟「それは考えています。
  でも、まだそういう時期ではないと
  思います。
  自分ではまだ自覚ありません。」

見た目、骨と皮で、死を目前にした人のように見える。
看護師達も心配で手を差し出し背中を支えてくれる。
すれ違う人が振り返る。


私「まだ、外出もするんです。」
パチンコとは言えなかった。


医「そうなんですか!!?
 まだ外出も出来るんですね!?
 そのぐらいの元気がある方が私たちも
 嬉しいんですが、でも十分過ぎるほど
 頑張っておられますよ。
 入院してゆっくり体力を温存された方
 が良いのでは?」


弟「分かりました。入院ですよね。
 体が動けなくなりそうだったらお願いする
 かもしれません。」


担当医師も諦めた^^;


後は延命治療をどうするかの話になり、


痛くなかったら自然に任せたいです。
延命はしません。
痛くなったら、痛みは取って欲しい。
と伝えた。


帰りの車の中では、

弟「医者から衰弱してる。って言われたら
 そうなんかな…て思ってしまう。
 なんか、体調悪くなりそうやわ。」


私「そんなん思ったらダメよ!
 本当にそんなになるよ!
    眠ったまま起きなかったら
  おい!こら!起きんか!!
  って起こすからね!」


本当に本当に起こすからな!










弟の気力は凄い!!
まだ歩ける!!
まだ大丈夫!!