久しぶりのラジオレビューです。
所蔵しているラジオの数が20を超えるぐらいから、
ラジオの買い足しが鈍くなりました。
レジャー用、災害対策用、書斎用、キッチン用、
アウトドア用、そして冠婚葬祭用…
用途別に揃えるにしても20台は多過ぎます。
それなのに、また買ってしまいました。
松下電器の短波ラジオ、RF-B11です。
黒い筐体のものが手に入れた松下電器RF-B11
銀色の筐体のものがソニーICF-SW11
松下(=Panasonic)とソニーのライバル対決です!
面白いことに、形状が似ているばかりか、
どちらも型式名に数字の11が入っています。
縦に並べると、RF-B11の方が横幅が大きいことが分かります。
ロッドアンテナもRF-B11の方が5cm程度、長いのです。
性能を比べてみますと、
受信感度は
甲乙つけ難く、
チューニングダイアルの感触は
ICF-SW11は遊びがあり、
RF-B11はダイレクト感があります。
受信できる短波放送を探すには繊細なチューニングが
ものを言いますので、RF-B11に軍配が上がります。
RF-B11のスケールは見やすいですね。
FM STEREOと表示されているのに、FM STのランプが
点灯しません。これは内蔵スピーカーが一つなので
イヤホン端子からステレオイヤホンなどを接続すると
点灯する仕組みになっています。
このランプはICF-SW11には付いていないものです。
音の質は、
ICF-SW11は筐体にこもったような音で、
RF-B11は外に抜けるような音。
筐体の大きさに比例してスピーカーの大きさが
違うのかもしれません。RF-B11好感触です。
ここまで書いたらICF-SW11は良いところがないように
捉えられるかしれません。
しかしコンパクトで
デザイン性に優れるのはICF-SW11
2台を比較してみましたが、
どちらがお薦めなのかというのは
「お好みで選んでください」
そして惜しむらくは2台ともに製造終了にて
市場で新品で手に入れることは極めて困難です。
(RF-B11…1995年発売/ICF-SW11…1999年発売)
レビューするのが20年遅かったかもしれません…