(前日からの続編)
今回の旅は、乗り鉄さん向けのパッケージ品で、
金沢での滞在時間はあまり多くはありませんでした。
ゆっくり兼六園を見て回ろうという気が起きず
100円の巡回バスを利用して、ひがし茶屋街へ訪れることに。
09:09 古い町並みには、この形の郵便ポストが似合います。
朝早く訪れたこともあり、通りのお店はまだ開店前、
人通りもさほど多くはなく、写真撮影するには好条件。
09:16 観光案内書などで有名な景色も収めました。
一般住居ではなく、金箔のお店などが立ち並んでいます。
09:26 人が増えてきました。
多くの土産物店は10:00開店らしいですが、09:30に開店するお店も
あるようで、徐々に賑わってきています。
海外からの観光客も多く、しきりにシャッターを押す人たちを尻目に
この界隈を散策します。
09:30 良い雰囲気を感じるきんつばのお店。
朝食抜きにして、ここできんつばを食べたかった…(´・ω・`)
この時点で、列車到着まで6時間ほどの猶予があります。
今思えば、兼六園をゆっくり見て回る時間はあったようです。
10:46 金沢駅前、鼓門にて。
大きな構造物で待ち合わせ場所として使われているようです。
この日はフェーン現象なのか、11月としては高い気温と、天気が
崩れる前の蒸し蒸しした空気を感じながらこの近辺でサクッと
観て回れそうな場所は無いかと散策するも、リサーチ不足で
長い時間の散歩と相成りました。
ラーメン食べて、歩いて、14:00を過ぎた頃には少し早いと感じつつ
金沢駅ホームへ移動。
此方の表示板にも、サロンカーなにわについての表記は無し。
しかし撮り鉄さんが集まりだしています。
ダイヤ情報のネットワークがあるのでしょうか、彼らのお目当ては
もちろんサロンカーなにわです。
…そうでもないかな?
北陸本線も、新幹線が金沢から敦賀延伸で役目を終えて、今後
第三セクター鉄道になるようですから、他の列車も被写体に。
15:07 特急サンダーバード
この列車も関西からの移動ですと敦賀止まりになるのですね。
15:11 角度を変えて撮影してみました。
乗り鉄をしながら、撮り鉄もしてみる、楽しいものです♪
15:18 いよいよ復路のサロンカーなにわがホームへ入線です
ヘッドマークは40周年記念のものと違い、通常の
「サロンカーなにわ」ですね。
15:21 復路の席配置は二人掛け。
往路で一人掛けだった方は漏れなく復路で二人掛け…かな。
列車は15:31出発です。
隣の席の方が鉄子さんで、怖い人じゃなくて良かったです。
逆に此方が怖い人と思われていたら、ひたすらに平謝りです。
座席からの眺めは
そんなに悪くは無いですね。
往路もそうでしたが、復路も撮り鉄の方を多く見かけられました。
特別な列車だけに人気もあるのでしょう。
列車は長閑な田園を通過し、やがて16:12 小松駅に停車。
後から出発した特急列車の追い抜き待ちで、この時間を利用して
16:14 日暮れが近い時間帯の最後尾展望車を外から撮影。
此方の車両は、ソファは半分程度でした。残り半分の空間は
一般車両と同じ席配置になっておりました。
先頭の展望車はどうなっているのかと申しますと
17:09 牽引しているヂーゼル機関車DD51が目前です!
なかなか見られない景色です。
左に見えます高架は北陸新幹線と思われます。
普段決して入れない車両で過ごしているので、先頭車を見たら
今度は最後尾も気にならない筈はありません。
18:18 すっかり日も暮れて辺りが暗くなってきた最後尾展望室。
10分間の入れ替え制で、ササっと撮影です。
20:06 京都駅に到着。
ここでもしばらく時間がありましたので、外から撮影を敢行。
20:09 小松駅で撮影できなかった、夜のヂーゼル機関車DD51。
この機関車が無ければ移動できないのですから、頼もしい限り。
ジーゼルならではの勇ましいエンジンの音、轟々と鳴り響きます。
やがて列車は終着駅の大阪駅へ到着(21:01)。
あっという間に着いてしまって、名残惜しさを感じます。
ここでももちろん撮り鉄さんが沢山いらっしゃいました。
長い時間停車していれば、黒山の人だかりになりますので
21:07 列車は漆黒の中へと消えていきました。
今回の旅、サロンカーなにわが登場して40周年という節目で、
役割を終えるのかなという先入観を持って参加しました。
急速な少子高齢化、クルマ社会、流行り病による乗客の減少…
客車は車いすだと入れない、トイレは和式のみ、電源端子は
車両の隅にAC100Vのアウトレットだけ、USBなんてものはない。
wi-fiが備わっている訳でもない。
しかし現代人に欠けたスローな生き方に向いてそうでもあり、
あと10年ぐらいは修繕しながら走ってくれないかな、とも思いました。
旅行パックとして利益は出ている筈ですから。
お召し列車の雰囲気を堪能した二日間でした!