シバンムシにしては体長が1cm以上ありますし、あまりに
大きいので、よくよく見ると、これはサビキコリではありませんか!
昔から、夏の夜に、よく家の網戸に張り付いていたり、
身近に見られるコメツキムシの一種です。
サビキコリの名前の由来はよく分かりません。
コメツキムシの類は、仰向けに置くと、自力でパチンと跳ねて、
体勢を整えることが出来ます。
子供の頃、捕まえては仰向けにして、パチンと跳ねるのを見て
楽しんだものです。
お気の毒なことに息絶えたサビキコリ。
普通、15mmから20mmぐらいのものを見かけることが多いです。
今回見つけた個体は10mmぐらい。かなり小さいです。
なぜこんな所で亡くなったのか、謎ですが、この一匹の虫の一生は
どんなものだったのでしょうか、幸せだったのでしょうか。
嗚呼無常、手足が浮いているので擬死状態に非ず。
次に生まれ変わるなら、何になるのだろうか?
小さな屍に色々と考えさせられました。