今日はアロマセラピーについて書きたいと思います。
私のスクールではアロマセラピーについて教えているクラスがありますが
アロマセラピーといっても実は多様なんですね

アロマセラピーは多きく分けると二つのカテゴリーに分けられます。
ひとつはメディカルアロマセラピーで
病院や介護施設やホスピスなどで施されます。
病気の治療や症状の緩和に使われる場合と
健康の増進(予防医学的)や
患者さんの痛みや 病気によるストレスの緩和を目的とします。
主な薬理作用は
・抗不安作用
・沈静作用
・覚醒作用
・強壮作用
・鎮痛作用
・抗炎症作用
・抗菌作用
・抗ウィルス作用
・抗真菌作用
・性ホルモン作用
・ステロイド用作用
など 広範囲の臨床各科にわたり
アロマセラピーが適用される疾患や症状の範囲は広く
看護領域でも患者さんの家族の不安を取り除くという
大きな役割があります

もうひとつはエステティックアロマセラピーで
美容を目的としたもので
・リラクセーションによるメンタルバランスの維持
・美肌作り
・エイジングケア(抗加齢)
・痩身
などに施されます。
美しさと若さの維持や
元気な心を作るために施されるということですね

アロマセラピーはエッセンシャルオイル(精油:Essential Oil)を用いて
香りを楽しむ・リラクセーションを得る
病気の治療・症状の緩和に利用することなんですね

(日本では医療のカテゴリーではなく美容目的のアロマセラピーが主流です。)
エッセンシャルオイルは植物から抽出した揮発性のオイルのことです。
人間にとって有用な成分を含んだ植物から抽出したオイルを
身体や心の状態や目的に合わせて配合し使用します。
エッセンシャルオイルは通常の植物の約100倍濃度の成分を含有しているので
配合内容・滴数・使用方法・禁忌事項など
様々な留意点があるんです

アロマセラピストはどのように配合していくかというと
実は エッセンシャルオイルが含有している化学成分をみているんですね

文字と番号の組み合わせの化学式と化学族を参考に
身体にとってどういった傾向をもつ成分なのかをみているということです。
化学式は分子の中にある原子の関係を表したもので
3次元の現実を2次元であらわす簡単な方法ですね

植物は人間と同じように細胞で出来ているので原子と分子から構成されています。
細胞は何百万という化学反応やエネルギーの転移が日常的に行われていて
生命維持に可能なエネルギーになるわけです。
そして
植物は生きていくために必要なエネルギーを蓄える特別な細胞を持っていて
人間にとって有用な成分になるんです

それが凝縮されたものがエッセンシャルオイルで
そのエッセンシャルオイルを目的に合わせて
目的を叶える配合にし使用する ということです。
エッセンシャルオイルは植物から抽出する と書きましたが
100㎏の原料植物から取れる精油は ユーカリで2000~3000g
ローズ・オットーは僅か3~8gしか取れないので
希少価値が高く高価なオイルということになります。
なので
中には数百万円という値段のオイルになってしまうものもあるんですね

なかなか 使いきれないし手が出せない値段ですよね

私自身 2度だけ香らせてもらったことがありますが
自分では買えません

とはいえ
安価で香りも良く優秀なオイルもたくさんあります

インドネシアはアジアで一番というくらいにハーブ植物の宝庫で
私がバリ島に魅かれた理由の一つでもあります。
バリ島は世界でも有数のリゾート地で
アジアSPAアワードでも毎年1位になるようなサロンがたくさんあります。
アロマセラピーやハーブ伝承療法に関して
世界的にもとてもレベルの高い島です。
でもね
まだまだ日本では紹介されていないエッセンシャルオイルがあります。
英国のアロマセラピーの本では まぼろしと書かれているようなものや
抽出が難しいといわれているものもあります。
すごいでしょ バリ島

まばろしの精油達を知ってほしいので
私が関わらせて頂くアロマセラピーライブでは
なるべく配合に使わせて頂いています。
今度のイベントではどんな香りを使おうか考え中ですが
おおよその設計図のようなものは出来てきました

楽しんで頂けたら良いな~と思います。
Event Information
SIGN Vol.3
2012・03・23 (Fri) @Space lab BUBBLE
open 22:00 ADV:2000 yen/1D DOOR:2500 yen/1D
MacuiL
2012・03・24 (sat) @Sole y luna
open22:00 ADV:1500 yen W/F2000 yen DOOR:2500 yen
ライブでアロマの配合をさせて頂きます
