「このサイズになるまでにかなり時間はかかっています。
このままだと癌化したとしてもすぐに大きくなるわけじゃない。
ただし。
今後妊娠出産の予定はありますか?」
やっぱりそう来るよねえ。
序盤にあった、結婚後にこの辺りに引っ越したっていう質問は、こういうこと。
「あーっと、妊娠出産するかもしれないです。」
「となるとね、がん細胞はホルモンを餌にして成長するんですけど、妊娠したり授乳したりするとホルモンバランスが変わります。
その時に急に大きくなる場合があります。
なので、妊娠中にしこりに気づくとか、授乳中に血が混じるとか、授乳後に乳房が小さくなった時に大きなしこりができてて、慌てて受診する方も多いです。」
まじ?
だから子どもがまだ小さい時に乳がんが発覚したっていうケースがあるのか(?)
この時小林麻央さんが頭に浮かんだ。
「若くても乳がんになりますからね。
ここのクリニックだと1番若い方で…えっとねえ…23歳だったかな?
ちょっとビビらせるような話もしちゃったけど、まあmikaさんがどう感じたかにもよりますが、今後は半年に1回エコーをやってください。
マンモは年1回で十分です。
“もーそんな先生大袈裟な!“
と思ったのであれば、エコーも年1回でもいいですけど、半年後にまたエコーやるのがベストかな。
妊娠中でもエコーはできます。
安定期に入った頃にやります。
マンモは妊娠中はやりません。」
という感じで終わりました。
最後に少し気になったことがあったので質問。
「この乳管内乳頭腫は過去にやった卵巣嚢腫とは関係ありますか?」
回答。
卵巣患ったから乳がんになるとか、そういった直接的な関係はないですが、どちらも女性ホルモンによるものだと思われます。
こんな感じだった。
10代の時にもっと早く婦人科を受診していれば、卵巣も乳腺もここまで悪くなってなかったのかもしれない、なんて考えてしまう。
最後の最後に視診触診。
既に診察室という個室であるにも関わらず、部屋の端の簡易カーテンのあるベッドに座るよう指示される。
カーテンを半分ほど閉めて看護師さんが見守る中、乳管内乳頭腫がある側の乳を搾られたw
(なんともシュールな光景。)
先生の手にはティッシュ。
乳頭からの分泌物をチェックしたかったみたい。
「あれ、出てこない。
針生検してから何か出てきたことあります?」
「ないです。」
「それなら生検の時に上手く採れたのかもしれないね。」
家に帰ってからふと気づいた。
今の私の腫瘍の広がり方はなんともグレーであり、今後ホルモンバランスの変化により癌化する可能性もあるわけだが、
巷では出産しない人は乳がんのリスクが上がるなんて言われてなかったっけ?
そのあたりのものとはタイプが違うのか?
次受診するときに聞きたいことだ。
兎にも角にも、要注意な状態であるということがよくわかった。
うーん、健康ってプライスレスだなあ。