2023年 12月。
ニュージーランドの旅 4日目の今日、午前中にクイーンズタウン近郊の観光地 アロータウン に足を伸ばしてみました。
羊のいる牧草地を眺めながらのドライブ、今日の天気はいまひとつ。
クイーンズタウンからは車で30分くらい。
1800年代半ばのゴールドラッシュの時代にできた町で、いまでも当時の面影を残した建物がそのまま残っていて、映画のセットのようなかわいらしい雰囲気です。
なんか、西部劇のセットみたい。
ニュージーランドの小さな町がアメリカの西部劇みたいなのってなんか不思議。
でも考えてみたら、アメリカもニュージーランドももとはイギリスやスコットランドの人たちが移植してきてできた国ですもんね。
アメリカの西部開拓史時代、そしてカリフォルニアのゴールドラッシュが起きた 1800年代半ばに、おなじく金(きん)を求めてここへやってきたニュージーランドの元英国人がここで町を作ったわけので、アメリカ西部の町並みと似ているのは当たり前なのかも。
勉強不足で、いままで「ゴールドラッシュ」といえばアメリカ西海岸しか浮かんできませんでした。脳内でニュージーランドのゴールドラッシュを紐づけようとするのですが、なんだか違和感があってなかなかうまくいかない。でも今回調べたら、意外と世界各地で起きていた現象なんですね。
30分もあれば全部歩いて回れる町ですが、小道を曲がったりしながら散策してみました。
CINEMAって書いてある。映画館?こんなところに?
「すいません。少し見てみていいですか?」
中はちいさいけど、どうやら本当に映画を上映しているようでした。しかも、スクリーンは2つあって、併設の小さなバーもありました。
あはは、王様席かわいい、座ってみたい!
店番の猫は、お休み中。
軽くお腹が減ったので、ニュージーランドといえば!のミートパイ(ミンスパイ)を食べることにします。オーストラリア、ニュージーランドではミートパイが定番だけど、この「Jimmy’s Pie」は南島 南部でメジャーなブランドなんだそう。
閉まっているカフェの屋外テーブルを拝借して。
(クリスマスの翌日の今日、観光地アロータウンでもお店は 2/3 くらい閉まってました)。
お肉たっぷりで美味しい。アツアツとろとろ。
さすがニュージーランド。ミートはラム肉でした!
お腹が落ち着いたところで、ゴールドラッシュのときに移植してきた中国人居住区というのを少し歩いてみました。アロータウンのすぐ裏です。
え、アロータウンができたのと同じゴールドラッシュの時代にやって来て、ここで採掘しながら暮らしていたわけよね。こっちはめちゃくちゃ粗末なんだけど…
洞窟に住んでいる人もいたみたい。
先ほど歩いたアロータウンの建物が現存しているゴールドラッシュ当時の建物だということを考えると、ここの集落の様子とあまりに差がある。一攫千金を夢見てやってきた中国人鉱夫たちの苦しい生活が想像できます。
いまは気持ちの良い緑の散歩道のようになっていました。
この町は紅葉の秋が美しいのだそうです。
さて。
アロータウンを後にする前に、この町の有名なお菓子屋さん、「リマーカブルスイーツショップ Remarkable Sweet Shop 」にお邪魔してみました。
小さな店内にものすごい数のお菓子たちだ!
ちょっとチャーリーのチョコレート工場を彷彿とさせる。
子供向けのカラフルなお菓子が多いけど、ここのイチオシはオリジナルのファッジ。
(写真はお店のホームページからお借りしました)。
これ、パっと見は LUSH とかの石鹸みたいに見えるけど、ファッジというのはお砂糖、バター、練乳で作るイギリスの伝統菓子です。通常は茶色っぽい色味のものが多いけど、このお店のファッジはグリーンやピンクや鮮やかな黄色などもあってとてもカラフル。
試食もできるので、フラットホワイト(ニュージーランド独特のコーヒーの淹れ方)味を試してみました。がっつり甘いけど、でも美味しかった。
購入してみたけど、あとで気づいたら普通にクイーンズタウンの中心部にもお店があったし、もっというと空港にもあったのね…(でもここアロータウンのお店が本店です)。
さて、アロータウンを後にして、クイーンズタウンに戻りましょう。
午後はクイーンズタウンの裏山、クイーンズタウンヒルに登ってきます。