2011年 8月 19日。
世界遺産のホイアン旧市街を散歩にでます。
昼下がりのホイアン、のんびりした空気が漂っています。
こちらは 「日本橋」 と呼ばれる屋根付き橋。
ホイアンには、朱印船貿易の時代に交易に訪れていた日本人が多く住んでいて、日本人街もあったんだそうです。これは、その日本人が作ったとされる橋。
この屋根付き橋を (日中に) 渡るには、観光用のチケットが必要です。
日本橋にはお犬様と、お猿様の像がそれぞれ飾ってありました。
橋の向こうは中心部から少しはずれて、ややのんびりムード。
細い道の両側はお土産店になっているので、スカーフやバッグ、アクセサリーなどここで探すと早いかもしれません。
中心部に戻って、ぐるぐると散歩。
ついシャッターを切りたくなるベトナムらしい景色と、観光化された綺麗でおしゃれなカフェやレストランがバランスよく馴染んでいて、歩くのも食事をするのもとても楽しい。
西洋人観光客がやたらに多いのも納得です。
ホイアンは古い街並みが世界遺産にしていされていますが、その中でもとくに名指しで登録されている建物がいくつかあります。その中のひとつが、この 「福建会館」。かつて中国人商人たちがたくさん住んでいたころ、彼らの集会所として使われていたもの。
こちらは、同じく世界遺産に登録されている古民家 「クアンタンの家」。
約 380年前に建てられた旧家だそうです。古い!一見愛想のない係のおじさん、ニヤリとニヒルな笑みを浮かべて 「日本人か」 と聞いてきて以来、片言の日本語でいろいろ説明してくれました。
やはり、家の中に中庭がある作りなのですね。泊ったホテルにも中庭と井戸があったし、これがホイアン・スタンダードなのでしょうか。
奥は居住スペースで、キッチンではホイアン名物のホワイトローズをつくっていました。
ぐるぐると歩きまわっていたら、突然の夕立が。
空は晴れているのに、なかなかやまない。
なので、雨宿りがてら、ホテルの人にも薦められていた 「シークレット・ガーデン」 というレストランに行ってみることに。ちょっと分かりにくい場所にあるのですが、緑にあふれて、まさに 「秘密の庭」 という感じの素敵なレストランです。
ホイアン名物 「ホワイト・ローズ」 とフルーツジュースをオーダー。
「ホワイト・ローズ」 は、ライスペーパーで包んだ海老のすり身を蒸したもの。飲茶の海老蒸し餃子のような一品ですが、花弁が開いたような形状から、「ホワイト・ローズ」 と呼ばれています。
ここのお店の 「ホワイト・ローズ」 は盛り付けも美しくてすごく素敵!
食べ終わってしまっても、雨がやまない。
これからどうしようか、のんびりガイドブックを読んだり、ポストカードを書いたりしながらちょっと待っていたのですが、…思い切って、ビールをオーダー!
こちらもホイアン名物の 「揚げワンタン」 をビールのお供にすることにしました。
カリカリに揚がったワンタンには、ピリ甘辛に味付けされたひき肉の餡が。
ビールにめちゃくちゃ合いました。雨がやむころにはお腹いっぱいで、17時にして夕食終了。
雨を避けてホテルに戻り、シャワーを浴びて (ホイアンはちょっと歩くだけで、というか、じっとしていてもすぐに汗ばむ湿気の高さで、しょっちゅうシャワー浴びました) 再度おでかけ。
すでに街は暗くなり始めています。
日本人橋も、ライトアップ。大きな川に出ると、両河岸がキラキラしていました。
幻想的な、夜のホイアンの幕開けです。
ホイアンといえば、ランタン (提灯) が有名。
街中に飾られたランタンが灯されるのはもちろん、ランタンのお店は夜からが本領発揮。
街を夕闇が包みだすころから、川向こうにランタンの屋台も並びます。
その美しさといったら!
思わず、自分や友人、家族にお土産として買ってしまいました。
自分用に 2つも買ったのは買いすぎ? でも、迷って迷ってどっちも欲しかったんですよ!
川沿いでは、川に流す 「流し灯篭」 もたくさん売っています。
灯篭は買わなかったのですが、小さな少女が売っていた小さなおもちゃを購入。
くるくる回すとやもりの鳴き声のような音がします。
そのかわいい音をかき消すような、雷の音。
雨は止んでいるのですが、雷は鳴りやまず、ばりばりと大きな音を立てて夜空が光ります。
すごいなぁ、これがベトナムの雨季なんですね。
時々、思い出したように雨が落ちてきます。
雨を避けてぶらぶらお店の軒先をはしごして歩いていると、川向うに Spa を見つけました。
NA Spa という、ホイアンではわりと大きなマッサージ・チェーン店みたい。(ホイアンのリゾートホテルにも出店してるそうです)。
まずはお手並み拝見、というわけで、フットマッサージを受けてみることに。
足つぼなどは割といい加減でしたが、とにかく安いし、リラックスできたので満足。
さて、そろそろホテルに戻りましょう。
昼のホイアンも古い町ならではの良さがあってすごく良いのですが、夜のホイアンはまた違った魅力があってとても面白い。
毎月、旧暦で 14日の満月の夜はランタンフェスティバルで、町中にランタンが灯るんだそうです。
ホテルに戻って、2Fのベランダでゆっくりメールをチェックしたり、日記を書いたり、夜の街を、ぼーっと眺めてみたり。
静か過ぎて怖くなるくらい。
・
蚊帳を吊って、就寝。
ベッドに入ってもあんまり静かで、なんだか、なかなか眠れなかったです。
ダナンのホテルにいたヤモリが懐かしい。
Vinh Hung 1
USD 80 ドル
夕食 200,000 VND (シークレット・ガーデン)
ランタン 大小 4つ USD 12 ドル (ランタンの屋台)
音の出るおもちゃ USD 1 ドル (路上)
フットマッサージ 60分 USD 12 ドル (NA Spa)
※ 1 ドル = 約 80 円
※ 1 VND (ドン) = 約 0.004 円
(カンマ以下の 000 を取って、4 をかけると簡単です。20,000 の場合、20 に 4 をかけて 80 円)
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