今回は、2004年 7月にロンドンから夜行に乗って訪れた、スコットランド、エジンバラの旅行記を。
Pubで飲むビールも、屋外のテラスがいい季節。
エジンバラ観光局 エジンバラ情報 Edinburgh.com 英国鉄道 British Rail (BR) 情報 ----------
ロンドンはユーストン駅から、寝台車に乗ってエジンバラへ。
そして、「明日の朝食はコーヒー、紅茶どっちにしますか?」と聞いてくれます。
その後、食堂車で一杯飲もう!と盛り上がるわたしをよそに友人が寝てしまったこと、そして何よりウッカリ iPod を忘れてしまい音楽が聴けないことなどでちょっとブルーに。
夜の中を走る列車の小さなベッドの中で、心地よい振動に揺られて、少しの心細さ (動くものの中で眠るというのは心もとないものなのだ) と旅の高揚感の中で、なんだか眠れない夜に、好きな音楽が聴けなかったことは本当に残念。
窓のそとの暗い景色が飛んでいく中、心の中にいろんな感情がないまぜになり、なんだかいてもたってもいられないような、上手くいえないけどなぜか落ち着かない、そんな夜でした。そんなときに音楽を聴いていたら、たぶんわけもなく泣いてしまっていただろうな。 そして暗闇の中、列車は一路、スコットランドへ。 ----------
翌朝7時15分前、やや乱暴にドアをノックされる音で目覚めました。 寝ぼけながら、「ああ、ここは寝台車の中だっけ」 とドアをあけると、車掌さんの姿が。 「Morning!」 とゲンキ溌剌に手渡された“朝食”は、紅茶 (or コーヒー) と、紙袋に入ったチョコバーやビスケット。暖かい朝食が出されるとは思ってなかったけれど、チョコバーかぁ~と、妙に納得。 ええ。ここはイギリス。
紅茶を飲みながら窓の外を見ると、もうだいぶ明るい。飛んでいく風景を見ながらボサーっと歯を磨いていたところ、すぐにエジンバラに到着してしまう。
慌てて着替えて荷物をかき集めて、慌しくホームへ飛び出したら…寒い。予想以上に寒いです。さすがスコットランド!
夏なのに、厚着の準備をしてきてよかった。
予約を入れているホテル (というかB&B) の Caravel House に電話すると、チェックインの時間まではまだ間があるけれど、来てもいいと言ってくれました。
かなり古くて茶色い、美しい街並みです。
まだ朝早いので、人通りもまばら。 曇り空なので、ちょっと薄暗いけれど、そこもまたスコットランドらしくていい感じ。ロンドンよりすこし、緑が濃い気がします。
駅の反対側に出ると、南側の Old Town (旧市街)。 途中、ナショナル・ギャラリー(スコットランド国立美術館) に立ち寄り、絵を鑑賞。美術館をでて、芝生でしばし寝転んで休んでみたり。
旧市街の大通りは「ロイヤル・マイル」と呼ばれていて、エジンバラ城と宮殿の間を結んでいます。道の両側には小さな美術館やお土産店、PUBやカフェがたくさん。
途中にある セント・ジャイルズ教会 を見た後、PUBに入ってお昼を。
スコットランドに来たからには、ハギス (羊の肉のミンチとオートミール、スパイスなどを羊の腸につめて蒸した、スコットランド名物) を、と思ったけれど、明らかに嫌いな味だろうことが分かっているので結局食べず。
ちなみに、J.K.ローリングが 「ハリー・ポッター賢者の石」 を書いたのは、この町のカフェだそう。
たしかに、この古い町の雰囲気は、魔法の世界と通じているような気にさせてくれます。
幽霊も多い町ですしね! (夜は、幽霊の出る場所を回る 「ゴースト・ツアー 」 も催行されてます)。 このあとは、旧市街の一番の観光名所とも言え る、エジンバラ城 へ。
キャッスル・ロック と呼ばれる丘の上にあるので、お城の庭からは市街が一望。海まで見えます。
お城の中は自由に見学できますが、定期的に行われているガイドツアーで回ることもできます。(英語のみ)。
小高い丘の上にあるお城は、かつては軍事要塞としても役立った場所。いまでも、毎日13時になると、お城の大砲の音が街じゅうに鳴り響きます。 思ったよりも小さなお城でしたが、ドラクエ感あふれる古い石のお城で、なかなか良かったです。 さて、ここからはショッピングタイム! わたしはスコットランドキルトがどーうしても欲しかったので、ロイヤルマイル沿いにあるお土産店やキルト専門店を片っ端から流し、あれこれと物色してみました。
同じキルトでもチェックの柄はそれこそゴマンとあるし、値段によって生地もサイズも違っているのでなかなか迷います。
結果、決められないまま明日に持ち越し。
さーて、ビールでも飲みに行きますか! |