このブログは 「ヨーロッパ鉄道の旅」 と銘打ってはいますが、旅をしていると、長距離バス (コーチ) での移動も、やはり不可欠。
鉄道運賃の高いイギリスでは よくコーチを利用しましたし、南スペインでひまわり畑の間をバスで移動したことも。バルト三国では、国際便がバスしかないという状況ゆえ、エストニアからポーランドまで 4カ国に渡ってバスの旅をしています。
バスの旅の利点は、まず、鉄道と比べると安いこと。 そして、鉄道が引かれていない場所にも便があることです。
バス会社は国ごとにたくさんありますが、ヨーロッパ最大手のバス会社 「Eurolines 」 は、ヨーロッパ中に路線がめぐらされていて、ヨーロッパ全土とモロッコを含む 500か所を結んでいます。
長距離バスのターミナルへ行けば、希望の時間のチケットを購入することができますし、たいてい、インターネットでの事前予約が可能。ちゃんとしたチケットがある場合もあるし、支払のレシートのようなものがそのままチケットになることもあります。
座席に余裕がある場合は、ドライバーさんに直接支払って乗車することもできますよ。 鉄道駅とはまたちょっと違った雰囲気の、国際バス乗り場。
国境付近のバス停では、一時停車して、国境警察がパスポートチェックに来ることも。
長旅の場合は、暇つぶしに本でも読みたいところだけれど、車酔いする人は避けたほうがベター。それに、列車と違って車内の明かりをつけないので、夜になると車内は暗くなってしまいます。(文字なんて追えない)。
なので、iPod が強い味方。 バス内でずーっと音楽やラジオがかかっていることも多いです。 飛んでいくのは、列車とはちょっとだけ違う車窓の風景。
ちなみに、ネットでバスの路線や時刻を調べたいとき、バス会社のオフィシャルサイトを検索して調べても、そこの会社が扱っているバスの情報しか得られません。
実際は、ひとつのターミナルから、何社もの違ったバス会社のバスが出ているもの。だから、現地のバスターミナルのサイトを探して、そこで時刻を検索するのがベスト。
現地の言葉のみ、ってことも多いんだけど、バスの行き先と時間くらいはわかるしね。ちなみに、長距離バスはイギリス英語だと Coach、ヨーロッパ圏ではたいてい、Bus とか Autobus です。
|