わたしは旅をするとき、わりとその国の言葉を勉強していくのが好き。
基本的な挨拶ができたり、表示が読めるだけでも、広がるものがだいぶ違うんです。
何カ国もまわるような旅の場合は、すべての国の言葉を覚えていくわけにはいかないけれど、
「こんにちは」 「ありがとう」
この 2つだけはそこの国の言葉で言うように心がけています。
さて、今回まわった国々ではどんな言葉が使われていたかと言うと、うーん、様々です!
(カッコ内の発音は、なるべくそれに近いカタカナで表記しました)。
公用語 : 英語
Hello (ハロー) / Thank You (サンキュー)
イギリス英語は訛りが地方の強いのが特徴。北欧やヨーロッパで話されている英語のほうが発音にくせがなくて、聞き取りやすかったりします・・・。
Ahoj (アホイ) / děkuji (ジェクイ)
一度も触ったことがないスラブ語。やっぱり発音が難しくて、最初は 「děkuji」 がなかなか上手に言えませんでした。ディクイとジェクイの真ん中へん、という印象なんだけど。
レストランやショップには、英語が話せる人が何人かいて、特に言葉で苦労はしませんでした。
公用語 : ドイツ語
Hallo (ハロー) / Danke (ダンケ)
苦手なドイツ語圏。力のこもったような発音も、単語がやけに長いのも苦手で・・・。でも、旅をしている間に面白くなって (食わず嫌いだったんですね)、帰国してから勉強を始めました。
ウィーンに限って言えば、レストランやショップなどはもちろん、どこでも英語が通じます。
公用語 : ハンガリー語
Helló (ハロー) / Köszönöm (コソノム)
ハンガリー語は本当に、表記もみたことがなくて、英語の感覚で読むと子音ばかりが連なった単語など、どう読むのかまったくわからない、なんてものも多かったです。
英語は、思っていたほど通じないです。とくに、年配の方。ドイツ語のほうが通じるようです。
公用語 : クロアチア語 / セルビア語
Bog (ボグ) / Hvala (フヴァラ)
クロアチアは滞在が短かったせいもあって、あんまり挨拶をする機会もありませんでした・・・。
若い人はかなり流暢に英語を話します。年配の人もそれなりに話すので、言葉が通じなくて困る事はありませんでした。
公用語 : スロヴェニア語
Dober dan (ドベル・ダン) / Hvala (フヴァラ)
地元の人と話す機会がちょこちょこあったスロヴェニア。もともと旧ユーゴで同じ国だったクロアチアとはかなり言葉が似ています。
英語は、お店やホテルで困る事はないですが、一般の方の場合はそれほど通じませんでした。ドイツ語のほうが通じます。
公用語 : イタリア語
Buon giorno (ブォン・ジョルノ) / Grazie (グラーツィエ)
フランス語とスペイン語をかじっていたわたしは、イタリア語もなんとなーく理解できました。同じラテン系の言葉なので、特にスペイン語とはよく似ています。
英語は、観光に苦労する事はないですが、思ったほどは通じないかも。特に年配の方。でも、通じる、通じないに関わらず、イタリア語でガンガン話してくれます(笑)。
公用語 : ドイツ語 / フランス語 / イタリア語 / レト・ロマニッシュ語
Hallo (ハロー) / Merci (メルシー)
地方によって別の言葉を話すスイス。ドイツ語人口がいちばん多いのですが、ドイツで話されているドイツ語とは少し違うスイス・ドイツ語 (しかも、地方によって方言があって言葉が違う) なのでかなりトリッキー。
首都ベルンはドイツ語圏 (ベルン方言) ですが、ありがとうは、Danke よりも Merci (フランス語) が広く使われている印象。バイバイ、は Ciao (イタリア語) でした。このゴチャマゼ感が面白くて、スイス・ドイツ語に興味が出て、帰国してからドイツ語を勉強し始めました。
多言語国家らしく、多くの人が (少なくとも) 3ヶ国語を操るスイス。英語も全く問題なく通じます。
公用語 : フランス語
Bonjour (ボンジュー) / Merci (メルシー)
昔 2年ほど勉強して、結局挫折したフランス語。おかげでその後スペイン語を勉強する基礎にはなってくれましたが(笑)、いまでもちょっと苦手感が。
英語は話せても、なかなか話してくれないフランス人。フランス語ができないならフランスに来るな、とばかりの態度をとられることにももう慣れましたが、やっぱり疲れますね・・・。
公用語 : オランダ語
Goede middag (フッド ミダッハ) / Dank U (ダンキュー)
ドイツ語と英語をミックスしたようなオランダ語。アルファベットの発音にちょっと特徴があるので 慣れないと読み方が難しいけれど、ちょっと飲み込むとわりと分かりやすい言葉かもしれません。ドイツ語の次に勉強してみたい言葉かも。
ただ、みんな英語をかなり流暢に話すので、英語で全然大丈夫でした。
公用語 : フランス語 / ルクセンブルグ語 / ドイツ語
Bonjour (ボンジュー) / Merci (メルシー)
ルクセンブルグ語はドイツ語の方言といってもいいくらいドイツ語に近いそうですが、首都ルクセンブルグでは主にフランス語が話されていました。
英語も通じるので、観光していて困ることはなかったです。
公用語 : ドイツ語
Hallo (ハロー) / Danke (ダンケ)
ドイツのドイツ語も地方によって方言があって、言葉にもバリエーションがわりとあるそうです。
都市部にしか行ったことがないのですが、英語も普通に通じました。次回は覚えたドイツ語でチャレンジしたいものです!
公用語 : デンマーク語
Hej (ヘイ) / Tak (タック)
公用語 : スウェーデン語
Hej (ヘイ) / Tack (タック)
公用語 : ノルウェー語
Hei (ヘイ) / Takk (タック)
英語教育が進んだ北欧では、第2公用語が英語といってもいいくらい、みんなくせのない綺麗な英語を流暢に話すのでとても旅がしやすいです。
また、北欧 3カ国は言葉も近いので、どこかで覚えた挨拶がわりと使いまわせます。
「ヘイ (Hej / Hei)」 は 「ハロー!」 のほかに 「バイバイ」 にも使えます。
それにしても、今回まわった国々は、ドイツ語ができればもっと面白かったかも、という印象。
東欧はもともとドイツの影響下にあったので、英語よりドイツ語のほうが通じやすいんです。
分かっていたので事前にドイツ語の入門書を読んだんだけど、20分で諦めていたんですよね~。
次回までに頑張って勉強しようと思います。
(でも、次回行こうと思っている国々ではドイツ語よりロシア語なんだよなー)。