トルコには夜に到着。翌朝からはりきってイスタンブール観光。
とは言っても夕方にはカッパドキア・パムッカレ・エフェソスツアーに発つので半日しかないのですが、
この半日、とても濃い半日となりました。
まず向かったのは、スルタン・アフメット・ジャーミィ。通称、ブルー・モスク。
トルコではモスクをジャーミィ(Camii)と言います。現役のモスクです。
中はイズニックタイルとステンドグラスでとても美しく、トルコを世界を代表するモスクです。昨年行ったエジプトのモハメド・アリ・モスクはこのブルー・モスクをお手本にして建てられたそうです。「さすが本家」の貫禄ですが、写真が下手でその美しさのままにお伝えできず残念です。涙
アヤソフィアは教会として建てられましたが、後にモスクに変わり、今は博物館になっています。
モスク時代に上塗りされた漆喰が剥がれ落ち、キリスト教のモザイク画を見ることができます。
下の方がボロボロなのは、剥がして持って行ってしまう人がいたからですって。悪いですねー。
今は、ロープで囲って監視の人が目を光らせているので大丈夫。
マリア様の手形が残っているという柱。窪みに親指を入れて、柱から手を離さずにぐるりと一周できれば願い事が叶うのだとか。みんなぐるぐるやるので柱の保護のために銅板が取り付けられています。
ブルーモスクとアヤソフィアのすぐ近くには「地下宮殿」と呼ばれる古い地下貯水池があります。
5世紀頃に建設され、当時のイスタンブールの人々の生活を潤していました。進んでいますね。
この雰囲気、映画007シリーズで使われたそうですが、なかなかいいと思いません?冒険したくなる。
でも一緒に行った友人アフリカンデイズは「怖い、気持ち悪い」と言っていたので、人それぞれですね。
さすがにこのメデューサの礎石はちと気味が悪い・・・地下ということで寄せ集めの材料で建てたからって・・・どこから持って来たのかしら・・・
この区域にはもうひとつ見るところがあります。ヒッポドローム。戦車競技場。
映画「ベンバー」で馬に戦闘用の馬車(チャリオット)を引かせて競うシーンが有名かと思いますが、その競技場です。ブルーモスクの横にあります。
ここにはエジプト(カルナック神殿)から運ばれてきたトトメス三世のオベリスクが建っています。ビザンチン帝国の皇帝コンスタンティウス二世が戦利品としてエジプトからアレキサンドリアまで運びましたが、扱いが大変ということでしばらく放置された後、テオドシウス一世が現在の場所に建てました。そのため、テオドシウスのオベリスクとも呼ばれています。
運搬の途中で折れてしまったために本来の姿より大分短くなってしまっています。あまり大事に扱われなかったようですね。残念。