対人援助職は忙しさや重圧を抱えながら、

なおかつ他人のために全力を尽くす役割を果たしています。

 

けれども、その善意が疲労に繋がり、

長期的な支援が難しくなることも、

少なくありません。

 

そんな方々を、私はたくさんみてきました。

 

今日は、対人援助職が自身を輝かせ、

持続可能なパフォーマンスを維持するための方法について

考えてみたいと思います。

 

 

  対人援助職の特徴

対人援助職は、

誰かのために

自分の時間や感情を

犠牲にすることがよくあります。

 

対人援助職は人を支援し、

輝かせることを得意としているはずなのに

どうしてなんでしょうか・・・・・

 

自分のことを

後回しにしてまで

支援する方も多いです。

 

自己を犠牲にすることは尊い行為と思われがちですが

決してそうではありません。

 

なぜならば、

自分の時間や感情を犠牲にしてまで

誰かのために行動すると

そのうち、心も体も

疲れてしまいます。

 

すると、

誰かのためのその良質な支援も

継続することができなくなってしまうからです。

 

 

  対人援助職の大変さ

 

対人援助職の大変さは

忙しさもありますが、

自分のペースで仕事をすることができないことや、

人の人生の転機に関わることの重圧やプレッシャー、責任

感情を受け入れることで、自分の感情が揺さぶられることが

特徴的です。

 

対人援助職の仕事は

充実感とやりがいに満ちていますが、

同時に厳しい側面をもつことも事実です。

 

 

  バーンアウトを防ぐには

誰でも思うところですが

適切な休息の確保が非常に重要です。

仕事の忙しさや責任感からくるストレスや疲労を解消し、

心身のリフレッシュを図ることがとっても大切!

まずは、オンとオフの時間を適切に分けることが大切です。

仕事に集中して全力で取り組む一方で、

十分な休息をとる時間を確保しましょう。

仕事が終わったら、

自宅や仕事場から離れてリラックスする時間を

作ることができればベストです。

 

例えば、散歩をしたり、趣味に没頭したり、

マインドフルネスなどの

リラクゼーション法を実践してみましょう。

また、休息を取るだけでなく、

十分な睡眠時間を確保することも重要です。

睡眠は体と心の回復に欠かせない要素です。

十分な睡眠を取ることで、

疲労感やストレスを軽減することができます。

 

質の良い睡眠を得るためには、

寝る前のルーティンを作り、

リラックスする時間を持つことが有効です。

カフェインや携帯電話の使用を避け、

静かで快適な環境を整えることも大切です。


適度な運動も休息の一環として重要です。

適切な運動は体力や免疫力を向上させるだけでなく、

ストレスの解消にも効果的です。

ウォーキングやヨガなど、

自分の体に合った運動を選んで実践しましょう。

運動はリリースされるエンドルフィンによって気分を高揚させ、

心身のリフレッシュに繋がります。

適切な休息の確保は、

対人援助職にとって

持続可能なパフォーマンスを維持するために

欠かせない要素です。

 

限界を超えても頑張りがちな対人援助職は、

心身のバランスを取り戻すための時間と努力を

惜しまないことが重要です。

このことは、自分のためだけでなく、

より良い支援を提供することにつながります。

 

 

  自分の感情を大切にする

対人援助職は、

他者の感情に敏感になり、

その感情に応じたサポートを

提供することが求められます。

 

しかし、

自身の感情を無視したり

抑え込んだりしてはいけません。

自身の感情を大切にし、受け入れることが必要です。

自己の感情を認知するためには、

感情をアウトプットする習慣が大切です。

例えば、日記をつけることも有効だと言われます。

日記を書くことで自分自身の感情を整理し、

内面の声に耳を傾けることができます。

さらに、自分の感情を大切にするためには、

自分への寛容さも必要です。

自分自身を受け入れることは、

自己評価や自己価値感を高めることにつながります。

自分自身に寛大であることで、

他人への理解や共感も深まります。

 

 

  いかがでしたか?

対人援助職は、対人援助職の中で仕事をしていると

「頑張るのが当たり前!」

「相談者に寄り添うことが当たり前」

「自分の感情は抑え込まないと・・・」

などと考えがちです。

 

けれども

相談者一人ひとりに異なる支援が必要なように

私たち対人援助職の価値観も様々です。

 

相談者へのサポート力をあげるためにも

自分の心と体を守ることを

一番に考えていきたいものです。

 

 

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対人援助職が輝くための7つのステップ