私たちにできること

 

毎週している対人援助職さんのオレンジサロン。

40回目を迎えました。

前回は、参加者からの提案で、

時間延長して1時間の間

「災害時の支援について」の意見交換。

 

私の住む兵庫県は「心のケアセンター」があって、

災害時の専門職の業務や心構えについて

たくさんの研修をおこなっています。

 

私も、保健師のまとめ役をしていたこともあって、

災害の多くの研修に参加して、

現職の時には、派遣登録をしていました。

 

 

オレンジサロンの参加者の中には、

「派遣いきます!」と、

即座に手を挙げた保健師もいて

、使命感の強さに驚きと喜びが混在♡

 

行くなら少しでも何か役に立つ情報を・・・と、

資料を作成して意見交換。

 

私の、阪神淡路大震災で、避難所巡回をしていて心折れそうになった経験や、

水害の倉敷へいったことなども織り交ぜながら、

キラキラした目をした後輩さんたちへ

災害支援のポイントを伝授。

 

  ポイント

 

被災地に派遣で行く専門職は、とにかく張り切ってはだめ!

被災地で懸命に支援している方々を支えることや、

交代して休んでもらうために行くのだから、

課題を見つけて指摘してしまう張り切り専門職は、

迷惑極まりない・・・と、教わったことがあって、

本当に私も実感したので、そのことも伝えた。

 

私たちも、仕事が一杯一杯になっている時に、

「手伝います、何したらいいですか?」と熱くこられても、

何回も来られても、

「ちょっと待って、今整理してるから」と、

思うでしょ?と話すと、

みんな真剣な顔で頷いてる。

 

待機も仕事!!

気がついたことは完結できる範囲で率先してやる。

 

職員さんでなくてもできることは、

変わって出来るだけ休んでもらう。などなど。

 

 

  今を逃さずにやるべきこと

 

災害対応の訓練や勉強は、

大切だとわかっていながらも、

日頃の業務に忙殺される専門職は、

ついつい後回しになりがちです。

 

今この時を逃さずに、

各地で勉強会や、

訓練が行われるといいなと思います。

 

最後に感想を聞くのですが、

「実際を聞いていないと張り切っていくと思ったので、よかったです」

「被災者の気持ちの変化も考えないといけないことがわかった」

「実際の活動内容を聞けてイメージができた」などと、

 

みなさん、専門職として、

自分は何ができるか真剣に考えている様子が、

熱く伝わってきた。

 

1日でも早く、

物資もだけれども、

被災者が早く元気になれるように

専門職の支援も行き届いてほしいと

願うばかりです。