いえぇーーーーーーーーーーい☆

はいたっち



みぃ

いえぇーーーーーーーーーーーーーい☆☆





こんなポップで

フレンドリーなあいさつをするのは翔しかいないねいえーいw




今日はみぃといっしょだからバイトはりきっちゃうぞ

うぃ~



ほんとに365日こんなテンションなんだからあきれちゃう



でも




こんなんだから




浮き沈みのある私のともだちにはちょうどいいのかもしれないね




ポップでフレンドリーなまさにセックスフレンドな彼に乾杯




いちばんおもしろかったのは




「今なにしてる?」

のメールの後に電話かかってきて



「今ね、バイト終わってね、みぃんちにいってレポートいっしょにやろうと思ってね、でもね、急に地元の友だちから呼び出しかかったから今日はいけないや、ごめんね」



って



約束してないからw



ね、翔が勝手に「いこう」って思ってただけで

あたしなんにも知らないからw

いやいや謝られても

拍子抜けだわ



パソコンもってきてたことから考えるとこいつ朝からちゃんと私んちにいくことは計画していたはず

はやくいえよw




まあ



かわいいやつです




なにげに一週間に一回はうちきてて




ぐだぐ4時間とかだしゃべって


やることはやるんだけど


それよかやっぱともだちってかんじ



私に生理が来たとしても

うちにはきたいそうです

トークが楽しいんだそうですw


眠たいの

もう寝たいの

とてつもなく眠たいの


うっとおしい

どんだけなでまわしたら気が済むの

あかすりでもするつもりですか

おしりが好きだね

やるなら早くやろうよ

やって早く寝ようよ



眠たいの

気持ちいいの

やばい

待って

止めないで

気持ちいいの


あーあ

もういいや

もう十分です

早くいれてよ

早く終わらせて寝ようよ



「寝かせないよ」

「こんなぐちょぐちょにして」



うわー

さめること言わないでよ。


「彼氏とどっちが上手?」


だからそうゆうこと言うのやめようよ、さむいって。



「のりくんのが一番気持ちいー」



って言ってあげたら

うわー喜んでる。

こいつもいかれた神経持ち合わせてるね。


のりくんはあたしがまだ陽と別れてないと思ってる。

めんどくさいからこのまま適当にウソついとこっと。

浮気だから上手くいってるこの関係にわざわざ水をさすことないや。



そもそも

あたしは浮気なんてしていない。

陽とは別れた。

別れたくなくて

でももうどうにもならなくて

とっちが悪いでもないんだ

ただ、もう元通りには戻れないし

元通りの元っていうのは、お互いのこと知らなかったときのただの茶番のこと。

ねえ

陽に会いたいよ。

付き合ってっても会えなかったけど

別れちゃったらもう他人じゃない・・・




「みー、やらしいね。

ねえ、他の浮気相手の中でもオレが一番気持ちいい?」


他の浮気相手?

あぁ、おうちゃんのこと言ってるのかな?

そういえば、おうちゃんのことものりくんには話したんだった。

のりくんはヤキモチを焼くまではいかないけどちょっと気にくわないっていう顔してて

けっきょく気にしてたのか

要領よくやりたいんだったら、のりくんにおうちゃんの存在なんか知られないほうがいいんだろうけど

これってのりくんが大事な人じゃないから、なんでも隠さず話せるんだろうね。

フシギな感覚。

守るべきものがなくなってしまった。

私がこの半年間

体を丸めて、がちがちに抱きかかえて守ってきた陽との関係は終わったから

私には、もう守るべきものなんてないんだ。


守る気なんてなくても虫はいくらでも飛んでくるからうっとおしい。

そう、のりくんは蚊の羽音みたいな耳障りな言葉ばかりを私の耳元で囁いてる。

「オレが一番気持ちいい?」

「やらしいね、みーはやらしい」

「ねえ、舌だして」



だから・・・さむいって。


のりくんは、いわゆる元彼ってやつで、去年の今頃はほんとに毎日一緒にいて、夜眠るのも、朝起きるのも、ぜんぶのりくんと一緒がうれしかった。

のりくんの浮気が原因で別れてからもうすぐ一年

のりくんはそのときの浮気相手だった女の子と付き合ってるんだけど、のこのこ私のところにやってきたすくいようのない男だ。



背中がぞくぞくするほどさむいこの男に頭をなでられながら私は眠りに落ちる。

なんでのりくんと一緒に寝てるんだろ、意味わかんない。

一人で寝た方がよかったかも・・・・後悔。



でも、ひとりじゃ寝れないし・・・



ああ

また来た。またやってきた黒いもやもや。

最近、あたしの脳みその中は、荒れ模様で、黒い雲がもくもくとやってくる感じ。

やだ、来る・・・・苦しい。




死にたい。










こうなってしまったら最後

ここから気分を浮上させる有効な手段は












どうやって死のうって




死に方を考えること。

「明日9時半に大学集合ね。」

あ・・・

メールきた。ちょっと喜んでる私ってみじめ。



「了解。明日晴れるといいね。」

よし

返信は淡白に。決してうかれた様子はみせないで。




「明日は絶対晴れるよ。おやすみ。」

おうちゃんのメールはいつも短い。








晴れた。

薄っぺらい雲が広がるいわゆる秋晴れの日曜日に私たちは野球観戦にでかけた。

男四人に女一人の女は私で、世間から見ればそこそこ容姿の整った長身の男ども四人を見上げるのは悪い気はしないな。別に気持ちよくもないけど。


それにしてもなんで男はみんな野球が好きなんだろう。

元高校球児でもないくせに

あたかも元高校球児のように熱くなって、そう暑苦しい。

そして私をかまってくれないこの状況がちょっとさびしい。

野球にヤキモチを焼く女って、意味不明だけどみじめだわ・・・・



男四人の中に私がたまに混ざって遊んでる理由は

彼らいわく

「ねー、みーはいつやらせてくれるのー?」

「順番待ちだよ、おれ一番ね」

「おれ二番でいいよ、おうちゃんが一番仲良しだもんね。」

「おれはそんながっついてないから、三番で。」

「・・・」


ああまた始まった。

この人たちもおんなじ話を何度もするんだから。


「しないよー。しなくても仲良くしてよ。」



「えーいつかやらしてくれるっていう希望があるから仲良くしてるんだよ。そうじゃなきゃ女となんて遊ばなーい。」


まぁいいや。ほっとこう。

中身のない会話ってむなしいけど楽ちん。



それにもうなんか

私の胸の中はぐちゃぐちゃで頭の中もこみこみで

考えて話すのなんておっくうになってくる。

思い出すのもおっくうなんだけど

嫌でも思い出してしまうのは、となりにおうちゃんがいるからだ。

おうちゃんは四人の中でも一番背が高い。

大きな手は白くて血管が浮き出てて、いかにも男ってかんじがする。

この大きな手が、私の体中を雑巾がけでもするみたいな強い力で這い回って

いつのまにか二人は裸で

そう

おうちゃんとはすることはしてしまったのだけど、まだみんなには言ってない。


あれは先週の木曜日

世界が終わったと思った。

それか、世界が終わりそうって思った。

その世界の終わりのぎりぎりのところで電話した相手がおうちゃんだ。


「別れた・・・別れた・・・報告しろって言われたから報告するけどさっき陽と別れた・・・もう・・・もう・・・」

まさか自分がなくなんて思ってなかったんだけど、もう止められない。



「どこ?家?ひとり?今すぐいくから。」



5分後に本当にかけつけたおうちゃんにびっくりして私は涙が止まってしまった。



「なんだ、ぜんぜん平気そうじゃん、つまんないの。」

この男はとてつもなくSなのだ。彼氏と別れて一時間と経ってない弱ったあたしにこんな言い草をするのはこの男くらいだろう。


「平気じゃないよ。平気なわけないよ・・・」

ほんとに平気じゃなかった。息が苦しくなってきた。まただ・・・やばい。ビニール袋・・・

最近くせになってしまった過呼吸というやつの予兆を感じて青ざめた私に気づかない彼。

そして

気づかないがゆえの






キス




キス

キス

キス

キス








歯を磨く私のとなりに歯を磨くおうちゃん。

あーあ

ともだち一人失くしちゃった。

それとも

セックスフレンドっていうのに進化したのか

いや、退化かも。

とにかく

もうおうちゃんには頼れない。

会いたいのに会えない。

「会いたい」なんていったら

「やりたい」って言ってると思われちゃう。

だから男と女はめんどくさいんだ。


でも今私は

おうちゃんに会いたい。

やりたいんじゃなくて会いたい。

一人で眠れない私のことを病的だと言う彼に

泣いてすがって

一緒に寝てほしいと本気で願ってる。

たしかに、病的。