こんにちは、本田みかです。

 

 

 

 

地方予選の直前に骨折した長女。

 

チームのみんなは、長女抜きの編成を作り直し

練習をはじめていました。

あと1か月と少し。練習回数にして6回あったかどうか。

 

 

 

 

 

 

長女は松葉杖をついて通学していました。

ランドセルが重いので、登校の時だけは付き添って

いましたが、下校時は自力。

(お友達に荷物を持ってもらったりしてたそうです)。

 

 

筋力があるからか、

松葉杖でもすごい速さで歩ける・・・あせる

とか、そんな特技もわかりましたが

 

 

それでも、回復が早くなるわけではありませんでした。

 

 

コーチが、

「もし、少しでも踊れるようなったら、

全国大会に出られるように、エントリーは残しておきます」

と言ってくださったので、

せめて、そこには出てほしい。

 

そんな気持ちで、私も必死でした。

その時、小学5年生の3学期。

 

 

中学受験のため、全国大会が終わったら

一旦、ダンスをお休みするつもりでいたのです。

 

 

 

いい形で、今シーズンを終えて、受験に向かいたい。

そんな勝手な思いもありました。

 

 

 

 

ハラハラしながらも日々は過ぎ、

・・・ついに、地方大会の日を迎えました。

 

 

 

 

会場は、同じ都内とはいえ、遠い場所だったため

長女は応援に行かず、自宅で待つことにしました。

 

 

 

 

いまごろ集合時間かな

 

そろそろアップの時間かもね

 

・・・演技時間だ!!

 

 

 

そわそわしながら時間が過ぎてゆきます。

 

 

 

うまくいったかな

練習は間に合ったかな

結果はどうだったんだろう

 

 

 

しばらくして、

チームの子のママから

LINEが送られてきました。

 

 

「(長女)ちゃんやったよ!!全国大会進出!!」

というメッセージが書かれた集合写真。

そして、

大会の動画。

 

 

 

長女と二人で食い入るように観ました。

 

 

 

練習時間の少なさを感じさせないような

ものすごいエネルギーで

チームのメンバーは頑張っていました。

 

生き生きとのびのびと

弾けるような笑顔で、

ステージいっぱいにするような演技でした。

しかも、ノーミスで。

 

 

これまで見た中で一番

エネルギー溢れる演技でした。

 

 

素晴らしかった。

 

 

でもそこに

 

 

長女はいないのです。

 

 

 

長女がいないところで

こんなに素晴らしい演技ができた

 

 

 

 

それがものすごく、つらかった。

 

 

 

 

みんながこんなに良い演技ができたのは

「(長女)ちゃんを、全国大会に連れて行こう!」と

全員が心をひとつに頑張ったからだと

後日、伺いました。

ほんとうに、あたたかい優しいチームです。

 

 

 

当の長女は、

「良かった・・・」とつぶやいて

でも動画を見返すことはなく

アニメかなにかの録画を見始めました。

 

 

 

 

 

その内心を窺うことはできませんでした。

 

 

 

 

 

私は、自分のつらさで一杯だったからです。

 

 

 

なぜ??

全く関係ないはずなのに。

 

 

 

出られないつらさもくやしさも

長女のもののはずなのに。

 

 

 

・・・おかしいですよね??

 

 

 

 

 

 

 

そうです。

 

 

私は、長女の成果を自分のものに

しようとしていたからです。

 

 

 

長女が活躍するはずだったのに

(私にできなかったことを)

長女ならできたはずなのに

(私の代わりに)

そして、認められたはずなのに。

(お母さんから)

 

 

 

 

まったくもって、自分のことしか

考えていなかったのです。

 

 

 

 

毒親も毒親、

猛毒でした。

 

 

 

後々、長女が起立性調節障害になって

学校に行けなくなってしまったことも

こうしたことが

原因だったのだろうと思っています。

 

 

 

 

 

でも、その時の私には

全くわかっていませんでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

続きます。

(・・・やっぱりすごく長くなりそうなので

 一旦次回で終わると思いますが)

 

 

 

 

 

 

 

最後までお読みくださり、ありがとうございました。