本日、友人とお茶をしておりまして、やっぱりと思ったことが
あります。
友人は、何度も飛行機でビジネスクラスにアップグレードしてもらって
いますが、いつもモノトーンで決めていてスカートをはいていたということ。
私には、痛い経験がありまして、以前某航空会社の飛行機に搭乗した際、
先に女性が座っておられて、私が後で来てオーバーブッキングだったにも
かかわらず、先に座っていらっしゃった黒いワンピースを着た女性が
ビジネスクラスへと誘導されました。
初アップグレードと一瞬ウキウキしましたが、それも泡と消えました。
当時の私は、仕事の反動もあり(?)、飛行機に乗る時の服装は、
破れたデニムか、花柄か、ラスタカラーの組み合わせという、
「大丈夫ですか?」というコーディネートでした。
勿論、いい想いをしたことなどありませんでした。
それが、時を経て、着物を勉強するために、毎日着物を着るように
していた頃、こんなにも着る物で対応が違うものかと、
驚いたことがありました。着ているものが、まるで印籠のようでした。
お食事会に行っても、主賓の横に座らせられたり(緊張しますが)、
いい席に案内されたり、また別の機会でもお声がかかったり。
その経験が、着物を勉強するいい後押しににもなりました。
次は、洋服をすべて処分していたため、着物ではちょっと大袈裟な
場面対応のため、洋服もきちんと勉強しようと、始めは簡単な気持ちで
いろいろブティックめぐりをしました。
「た、高い。。。」
これは慎重に考えなければ、、、と、過去素敵だなと思った女優さんの
写真集を買ってみたり、洋服に関する本を買ってみたり、
YSL氏のビデオを見たり、オードリーヘップバーンさんのビデオを
観てみたり、自分がどうしたいのかをまず決めました。
今は、殆どデザイナーが世代交代されていますので、
オードリーさんになりたくても、もうジバンシー氏の実現はないですし、
シャネルも、YSLも、本人のお仕事ではないので、
現デザイナーについても調べました。
結果、半分泣きながら購入しました、リトルブラックドレスとスーツですが、
とてもいいお仕事をしてくれました。
まず、リトルブラックドレスですが、
先日行きましたドバイで、とあるセレブパーティーに連れていって
いただいたのですが、気後れすることもなく、各国の方々の中に混じって、
楽しく過ごすことができました。
スーツですが、こちらも、ある講演会に着ていきましたが、主催者の
社長にお声をかけていただき、いろいろご紹介いただいたりと、
これも、スーツのお陰と確信しました。
もちろん、さんざん見て周り、どうする?どうする?と、決めかけては止め、
の繰り返しでしたが、自分を知るいいきっかけにもなりました。
結局は、自分がどう見せたいか、見られたいかなのかな?と思いました。
「財布が許す限り、身なりに金を惜しむことなかれ。ただし、豪華なのは
よいが、華美になりすぎてはいけない。身なりはしばしば人を表すゆえ」
(シェークスピア)
でも、やっぱり惜しみますよね、、、なんて。