7月2日の一読は第1章「強みに恋する人生」の「強みに惚れ込み持ち味を活かす」までです。著者が大切にしている「どんなモノにもどんな人にも良さがあるのだから、その良さを発見し、育て、活かしていこうということ」(17ページ)は大いに賛同したい気持ちの一方で、本当にそうかと疑いたくなる現実もあるかと思ってしまいます。
誰もが自発的に、自分以外のいのちを輝かせることをするために、自らのいのちを輝かせることができていれば、何ら問題はないはずですが、そもそも自己のいのちの輝きに気づけていない人たちは一定数いると思っています。そのような人たちに、まずは他者からといっても、なかなか耳を傾けてくれないかもしれません。
結局のところ、自己のいのちの輝きを実感できるためには、まずは誰かに認められる経験が必須のように思えます。無自覚のうちに他者からの承認が得られているケースは稀で、ほとんどが意識的にやらないといけないのだとすると、どうしたらいいのかということを真っ先に考えるべきことだと気づきました。