今日の一日一読は第4章の続きで「ノーベル賞に結実した子供時代の出合い――白川英樹、野依良治」までです。
今回の内容を読んで実感したのは子どもだからといって、画期的な発明や発見と無縁だとは決して言えないということでした。というのも著者が取り上げていたノーベル賞受賞者の白川英樹先生や野依良治先生は子供時代に出会っていたプラスチックやナイロンが研究の原点だと言えたからです。
当時まだ新しかったプラスチックやナイロンの問題点を何とかしたいということを子どもが思いつくこと自体、珍しいことですし、その探究心もいつまでも失わなかったということはさらに稀なことです。
日本人がノーベル賞を取るいうのは単なる知的水準が高いというだけではなく自身の縁起を最大限生かし続けたからなのかもしれません。
今回の話は子供時代にいかに「課題があるもの」と出会うかという問いになると思います。一般的には出会っても意味がないと思われる出会いが実は社会を変えるインパクトを持っているのかもしれないと思うとワクワクしてきます。