1月12日の一読は第一章の続きで「(5)キャリア・カウンセリング」までです。ここでいう「キャリア・カウンセリング」とは「子供たちが自らの意思と責任で進路を選択する ことができるようにするための、個別又はグループ別に行う指導援助のこと」(31ページ)を指していました。
気になったのは誰が子どもたちと対話するかということですが、驚いたことに専門家に任せるのではなく、実際に子どもたちと日常的に触れ合っている教師の役割が強調されていたことです。
「ここで言うカウンセリングとは専門家に委ねることや、面接や面談の場に限ったものではなく教師が意図を持った児童生徒との日常的な「対話」「言葉がけ」を含めた広義なものと解説されている。「個々の多様性を踏まえる」「一人一人が抱える課題に対して」などの表現に接すると、どうしても一対一の対応を想像しがちだが個々の発達を踏まえたキャリア教育は、教師と児童生徒との関わりのみならず児童生徒相互の関わりの場面においても行うこともできる。児童生徒のキャリア発達を促すという意図をもって働きかけることが大切なのであり、場面を問わない活動と言えるのである。」(同上)
書かれていることには何ら疑問はありませんが、現場の教師たちが本当にできるのかが重要だと感じています。