今日の一日一読は第8章「次の世代の問い手を育てられるか?」の冒頭でした。今回の内容はとても興味深いものだと感じています。自分自身が問う力をどう育むかという問題ではなく、むしろ次世代にどう問う力を育んでいけるかという問題に迫ろうとしているからです。
グレガーセン先生がいうように、意識的に良い問いができるようになれば、社会全体がよくなることは明らかです。ただ一人ひとりの問う力を養うのは至難の業であることはすでに本書で見てきた通りで、さらに次世代となると、困難さは増す一方だと思います。なぜなら、子どもたちに「問う力」がないのではなく、むしろ「問う力」を弱める働きの方が強いからです。
グレガーセン先生がそのあたりを具体的にどうこえられると考えているかを見ていきたいと思います。