今日の一日一読は第7章の最後で「ストーリーを語る」でした。グレガーセン先生によれば、「画期的な問いから生まれた取り組みに他者の協力を得たいなら、特に磨いておきたいのはストーリーを語るスキル」(264-265ページ)だという。
グレガーセン先生が「変化を起こせるリーダーはたいていストーリーを語るのがうまい」(265ページ)というのはすごく実感しています。現代の日本でもストーリーと経営の結びつきの強さは浸透してきたと思います。
「問いの力」の観点で、ストーリーが大切になるのは次のような理由があるからだと気づきました。
「ストーリーは人々にあからさまな命令はしない。そうはせず、ある場面を想像させて、そこで何ができるか、何をすべきかを本人に考えさせ、ひいてはほかの場面にそれがどう当てはまるかを考えさせる。」(265-266ページ)
ストーリーというと、一連の流れがあるように思えますが、それを実際に作るのは、必ずしも問いを立てる側である必要はないことに驚きました。