『問いこそ答えだ』を深掘りするーその45「ストーリーを語る」 | 問題意識の教材化(MIK)ブログ

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今の「学び」を「〇〇のため」で終わらせずに、「〇〇とともに」にしていくために、問題意識を教材化して、日本の教育システムで閉ざされたものを開き続けます。


今日の一日一読は第7章の最後で「ストーリーを語る」でした。グレガーセン先生によれば、「画期的な問いから生まれた取り組みに他者の協力を得たいなら、特に磨いておきたいのはストーリーを語るスキル」(264-265ページ)だという。


グレガーセン先生が「変化を起こせるリーダーはたいていストーリーを語るのがうまい」(265ページ)というのはすごく実感しています。現代の日本でもストーリーと経営の結びつきの強さは浸透してきたと思います。


「問いの力」の観点で、ストーリーが大切になるのは次のような理由があるからだと気づきました。

「ストーリーは人々にあからさまな命令はしない。そうはせず、ある場面を想像させて、そこで何ができるか、何をすべきかを本人に考えさせ、ひいてはほかの場面にそれがどう当てはまるかを考えさせる。」(265-266ページ)


ストーリーというと、一連の流れがあるように思えますが、それを実際に作るのは、必ずしも問いを立てる側である必要はないことに驚きました。