『手塚治虫のブッダ』を深掘りする-その51「無心に生きる」 | 問題意識の教材化(MIK)ブログ

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今の「学び」を「〇〇のため」で終わらせずに、「〇〇とともに」にしていくために、問題意識を教材化して、日本の教育システムで閉ざされたものを開き続けます。

今日の一日一読は第4章「死について」の続きでした。手塚治虫さんの漫画がわかりやすいと思ったので、そのまま載せます。


これは「苦行の合間に野山を散歩するブッダとアッサジ。クモの巣に捕まったハエを見て彼らが交わす会話」(121ページ)です。この会話の後に、ブッダは次のように言います。

「ネズミだってゾウだって、みんなけだものじゃないか。鳥は鳥、魚は魚!でも人間はちがうさ。人間はかしこいから、どうしても死ぬことを考えちまう・・・」(120ページ)


ブッダの言い分はわかりやすいです。しかし人間とそれ以外の生き物を分けてしまう偏った見方であることは明らかです。


苦行の限界に気づいて、本当の悟りの道に入ったブッダとの違いも明白だと感じました。

『『手塚治虫のブッダ』を深掘りする-その40「自然に学ぶ」』今日の一日一読は第三章「ブッダ 生と苦悩と死」の続きでした。言葉だけを引用するよりも手塚さんのマンガとセットで見たほうがイメージが湧くと思ったので、写真を撮り…リンクameblo.jp