今日の一日一読は第4章「死について」の続きでした。手塚治虫さんの漫画がわかりやすいと思ったので、そのまま載せます。
これは「苦行の合間に野山を散歩するブッダとアッサジ。クモの巣に捕まったハエを見て彼らが交わす会話」(121ページ)です。この会話の後に、ブッダは次のように言います。
「ネズミだってゾウだって、みんなけだものじゃないか。鳥は鳥、魚は魚!でも人間はちがうさ。人間はかしこいから、どうしても死ぬことを考えちまう・・・」(120ページ)
ブッダの言い分はわかりやすいです。しかし人間とそれ以外の生き物を分けてしまう偏った見方であることは明らかです。
苦行の限界に気づいて、本当の悟りの道に入ったブッダとの違いも明白だと感じました。