今日の一日一読は第一章「人の運命」の15ページまででした。ここで取り上げられているブッダの言葉はこれでした。
「永遠の時と空間にとって、人の一生などほんのひとかけらの氷の粒にすぎない。いま、生きて美しく輝くとみれば、つかのまに消え去って、時の流れの中にとけこんでしまう。」(14ページ)
「人の運命」というタイトルの一発目がこれだったので、かなりのインパクトがありました。そして私事ですが、今日6月11日が36歳の誕生日なので、余計に思うところがありました。
言われてみれば、その通りなのですが、それでも今生の人生をよくしたいという思いを持ってしまうのが人間の性です。
ここで達観して終わってしまうのか、いや人間としてどうより良く生きるのか、という違いがあると思うので、手塚さんがどう深めていくのかを味わいながら読んでいきます。