数年前、夫がうつ病に…そして今、我が家に深刻な問題がおきました -8ページ目

元夫との話し合い①

入居が決定したことを元夫に話したのは、2週間以上たってからだった。


マンションを売却し、次に探した住まいは、家族4人が住める家だった。
でも、うつ病で働けなくて無収入の世帯主に貸してくれる所なんて、あるわけなかった。

症状が悪化していく夫と、一緒に暮らすことが出来なくなり、別居。
私が世帯主となり、家族3人が住める今のアパートに引越した時も、家族4人が住める都営住宅に、応募していた。
でも、いつも落選。

いつになったら元気に働きだしてくれるのだろう。
このままでは子供たちと私の生活がだめになってしまう…
と、離婚。

このときは、あくまでも手段のためにとった離婚だった。


あれから、2年以上の月日がたっている。


状況も、気持ちも、変わらないわけはない。
それは、私も子供たちも同じ。

今度の住まいに、夫を受け入れる気持ちは全くない。

この話し合いに、アパートではなく、深夜のファミレスで4時間費やすこととなった。


住まいの下見

今度入居する住宅の下見が、一日限定であった。

住むところはわかっていたから、決定通知がきてから、なんども見に行っていた。
何度行っても、暗くて古いという印象はかわらなかった。
でもその印象は、ドアをあけた瞬間、一気に変わった。

入居前だから、壁も畳も床も、きれいにリフォームされているからかもしれない。

今のアパートより、確実に広いからかもしれない。

家賃が今の半分になるからかもしれない。

そうかもしれないけれど、確実に言えるのは、外観のイメージと全くちがっていたことだった。

とりあえず、ホッとした。

あとは、両隣と上下の住民。
良い人だといいけれど、こればかりは自分で選んだ住まいであろうが、賃貸であろうが、購入であろうがわからないこと。

神様に祈るしかない。



あとひとつの手続きを…

娘の大学資金の手続きをもうひとつしなければいけなかった。

もう、これで最後。

あいかわらず、いろんな証明書をそろえなければならない。
それに加え、今回は、「えっ?なんでこんなもの!?」という証明まで…

まったく時間がなかった。
そろえるものが多すぎだった。

そして、やらずまに期限がすぎた。



がんばってもできないことは、今までにあったと思う。

でも、

がんばればできたことをしないこと、今までになかったと思う。

これが、あとになって現れる『後悔』というものなのかな。