6月、4回目の高尾山弾丸登山。

前日の雨がすごかったので、気をつけなくちゃと思っていた。

 

下山途中で、ちょっと踊り場的な所に3-4組人がいたので、

ふと意識が散漫になった。ルートはどっち方面だとか。

その瞬間、少し滑って右足をひねってしまった。

「やっちゃった」(間抜けだ!)

疲れもあってちょっと集中力が弱まってしまった。

やばいと思ったけど、思いは「急いで帰ろう!」

単なるひねりで、復活してくれることを祈った。

だんだん痛みが増してくる。

高尾山レベルで、救助を呼ぶのはカッコ悪い。

何とか「さっさと家に帰る」そのことだけを考えた。

 

高尾山ふもとにつく頃には、完全にびっこになっていた。

新宿駅の乗り換え、〇〇駅の乗り換え、歩みが進まない。

バスを降りて、家までが遠いし、気が遠くなった。

「本当にヤバイかも」と思って近くの整形外科へ、自転車に乗り換え。

右足はかなり痛く、左足だけで押し漕ぎ。

 

1時間以上待ちと言われたが、先にレントゲンに通されて、

「骨折」(ひび)です、と。

ギブス4週間。全治1.5か月。

ギブスをします。家でズボンを切って脱いでくださいと言われたが、

着脱可能なギブスに変えてくれた。

それからギブスを付けての、歩きの練習、階段昇降の練習。

 

通勤の歩き、階段、バスの乗り降りがつらい。

会社までが遠くなった。1.5時間かかるようになった。

1日往復3時間の道のりが、部活の訓練みたいだ。気が遠くなる。

(この神様からのメッセージは何だ?)