■そもそも「中東」とは、具体的にどんな国があるのか。

 

トルコ、シリア、ヨルダン、レバノン、パレスチナ、イスラエル、エジプト

サウジアラビア、イエメン、オマーン、アラブ首長国連邦(UAE)、カタール、

バーレーン、クウェート、イラク、イラン、アフガニスタン

 

■「中東」の知識、イメージは

 

アフリカ大陸、ユーラシア大陸、ヨーロッパ半島の中継地。

各地の物資、文明、技術の行きかう貿易の中心地。

 

アラブ人、ヘブライ人、トルコ人の住む地域

かつての世界の中心地のひとつであった「アラビア世界」

「オスマン帝国」「エジプト帝国」「メソポタミア帝国」「バビロニア帝国」「ヒッタイト帝国」「ペルシャ帝国」など

 

古代四大文明の二つ、エジプト文明(北アフリカ)、メソポタミア文明(西アジア)があった。

(他は、インダス文明(南アジア)、黄河文明(東アジア))

 

ユダヤ教、キリスト教、イスラム教の聖地(パレスチナ)

ゾロアスター教(イラン)、エジプトの神々

(他は、バラモン教、ヒンドー教、仏教(南アジア、インド)

儒教、道教(東アジア・中国)、神道(極東、日本)

ギリシャの神々、ケルトの神々、ゲルマンの神々(ヨーロッパ半島)、

アステカの神々、インカの神々、マヤの神々(アメリカ大陸)など)

 

中東=アラビア語を使用し、イスラム教を信じる地域。

この優れた高度文明の強国を侵略し、植民地とし支配したのが、欧州コーカソイド人。これによって、オスマン・トルコ帝国が分割され、仏国植民地、英国植民地、アラブの国、シオニスト(ユダヤ、キリスト)の国が作られる。

中東の石油資源は基本的にすべて欧米が支配し、その利益の少しを中東の王国の王族に還元された。

 

中東のイメージは、石油、砂漠、らくだ。

元々は、アラビア商人、アラビア、ペルシャ文明、

物資、文化、技術、情報、金融の「ハブ」(中継地)。

それが、欧米に支配・管理された「石油」のおこぼれで、働くことなくお金が得られる地域になってしまっていた。

 

英国の三枚舌外交(ここから、中東の混乱が始まる)

 

1915年、アラブ人に対して「フサイン=マクマホン協定」(アラブ人の国を作る)

1916年、フランス、ロシアと「サイクス・ピコ協定」(3国で分割)

1917年、ユダヤ王ロスチャイルドに対して「バルフォア宣言」(ユダヤの国を作る)

 

パレスチナ(アラブ国家)とイスラエル(ユダヤ国家)

 

パレスチナを国家承認しているのは138か国。

(残念ながら、日本は承認していない。)

 

パレスチナをシオニスト(ユダヤ人)が侵略、虐殺を繰り返し、パレスチナ国家のほとんどを奪い取って、わずかな土地にパレスチナ人は押し込められる。

イスラエルvs中東諸国の中東戦争が繰り返される。

イスラエルのバックには米国がいて、いつもイスラエルによる大虐殺で終わる。

 

1979年、イスラエルとエジプトの国交樹立(カーター大統領)

1993年、イスラエルとパレスチナが国交樹立「オスロ合意」(クリントン大統領)

イスラエル・ラビン首相は「ノーベル平和賞」を受賞するが、

ネタニアフなどに反対運動を起こされ、暗殺される。

 

イスラエルは、イランが怖い。

2015年、「イラン核合意」(英米仏露独中イラン)

核開発の監視を受け入れれば、経済制裁を緩和する。

 

2020年、「アブラハム合意」(トランプ大統領)

(米国、イスラエル、UAE、バーレーン、モロッコ、スーダン)

パレスチナ地域への非人道的な入植、虐殺をやめる代わりに、仲直りする。

 

2021年、バイデン政権となると、再び、イスラエルは入植活動、

パレスチナ人の命、財産、土地を略奪し始める。

 

2023年、イスラエルの50%の国民が国外脱出を考えている。

ネタニアフ政権が、過激で、パレスチナ人へのジェノサイドを繰り返し、

中東戦争の危機が迫っていると感じている。

ネタニアフ政権は、行政の下に司法を置く、独裁体制への改革を進めている。

自分たちは何をやっても逮捕されることなく、思い通りに反対派を裁判にかけていくつもりだ。ガラント国防大臣も、こうした改革に反対を表明したが、首にされてしまった。

 

2023年、イランとサウジアラビアの国交正常化。(仲介:中国)

中東の国々が「さよなら、アメリカ、こんにちは、中国」の流れに。

 

中国は、内政に干渉せず、商売しましょうというスタンス。

米国は、家庭問題にずかずか入ってきて、裁いて、破壊・虐殺するスタンス。

 

米国は「世界の嫌われ者」になっている。だけど、その理不尽な虚言と決めつけ、暴力に、誰も「表立って、逆らえ」なかった。

 

毎年のように起こす、米国の「テロ行為」「政府転覆工作」「他国への恫喝」

正当な理由もなしに起こす「戦争行為」「制裁行為」に、世界はうんざり。

「米国によって起こされたウクライナ戦争とロシア制裁」

「米国の協力で起こされた、

イスラエルによるパレスチナ人へのジェノサイド、ホロコースト」

「米国グローバル企業によって作られた、新型コロナのパンデミックと

人口削減ワクチン接種の強要」

「これから、推進される、畜産農業産業の削減と、

パンデミック条約によって、国家主権を奪い、人権を奪い、

世界統一政府であるWHOの指示の下、強制的に、国を消滅させる計画」

世界は米国以下7か国の犬から離れ、BRICS、あるいはグローバルサウスを中心に

新たな世界秩序を模索し始めている。

 

このまま日本が、イスラエル、米国に従っていると、

石油の90%以上を中東に依存している日本は、エネルギーを止められて、

経済がストップすることになる。