■米政府最強機関CIAは、1975年以来体系的なレビューを受けていない(ジェフリー・サックス教授)ShortShort News
我々はCIAを「情報機関」だと信じさせられてきたが、実体は「世界を不安定化させる機関」である。
この秘密機関に600-700億ドルもの資金を投入しているが、その数倍もの問題を引き起こしてきている。
クーデターを引き起こし、大惨事を引き起こす。
CIAの有害さを止められない原因は、その活動が秘密とされ、説明責任を果たしていないためである。
CIAに対する、体系的な監査が行われたのは50年前1度きりである。
チャーチ委員会によるチェックで、それによって、CIAの誠実さを取り戻そうとした。そのCIAの真実に近づくための戦いは困難を極めた。
暗殺、クーデター、政府転覆、蔓延する嘘のプロパガンダ、米国市民へのスパイ活動、それらは、間違いなく今日まで続いている。
1975年以来、組織的な見直しはされていない。
オバマ大統領は、シリアのアサド政権を転覆させるためのCIAの極秘作戦命令に署名した。
シリアと中東を混乱させておいて、この状況はロシア・プーチンが引き起こしたものとの嘘のプロパガンダで世界を洗脳しようとした。
実際には、2015年に苦しくなったシリア・アサド政権によって要請があり、ロシアプーチンが介入し、安定化が図れるようになった。
シリアの平和のチャンスは何度も会ったが、それをことごとく邪魔をして混乱に導いたのは、米国CIAによるものだった。