男「俺・・・何もやってない・・・だけど誰も信じてくれないんだ」
男は自分の身に起きた出来事を絞り出すように話しはじめる
男「昨日俺の職場が荒らされて金庫から金が盗まれたんだ。 社長の息子が犯人と出くわしてそいつ足に怪我してたって・・・」
シア刑事「でもなんで君が疑われるの?」
男「俺も足に怪我してて・・・現場でガラスはめてたら落っことしちゃってさこのザマだよ」
と言ってズボンをめくる
男「一緒に仕事してた人も証言してくれたんだ だけどさ・・・」
シア刑事「だけど?」
男「俺・・・喧嘩ばっかしてたから何度か捕まってるんだよ その人も一緒につるんでた人だから・・・グルなんだろうって・・・ろくに話も聞いてくれないんだ・・・」
シア刑事「そんな決め付けるなんて・・・」
「手錠をかけようとしたんだ それで俺・・・」
シア刑事「逃げた?」
男「はい・・・」
シア刑事「でも君はやってない そうなんだよね? なんで逃げたの?」
シア刑事は真っすぐに男を見つめる
男「俺・・・子供が生まれるんです そんな日に警察に捕まるなんてそんなわけにはいかなかったんです・・・」
しばらく考え込むシア刑事・・・
シア刑事「僕は君を救いたい でもそのためには僕の仲間の力が必要になります 僕を信じてくれますか?」
ゆっくりと頷く男・・・シア刑事は男の意志を確認すると電話をかける
シア刑事「もしもしユンホ警部? ちょっとお願いしたいことが・・・はい至急で・・」
「もしもしヒーロー? ちょっとお願いが・・・う、うん・・・それはヒーローに任せる お願いします」
電話をかけ終わると男の方へ歩みより手を引き外へと促す
シア刑事「もうそろそろかな?」
するとユンホ警部の運転する車が到着する
ユンホ警部「シア乗って!! 分娩室入ったって!!」
呆然とする男を車へと押し込み、乗ろうとすると男の子が手を掴む
男の子「シア ぼくも連れてって」
シア刑事「よしわかった 行こ(●^∀^●)」
病院へ着くと刑事が待ち構えていた
「オイ 現れたぞ!! 確保!!」
ユンホ警部「シアここは俺に任せて中へ・・・」
3人は足早に中へと入って行く
追いかけようとする刑事の行く手を阻むユンホ警部
ユンホ警部「彼が逃げた理由はただひとつ・・・子供が生まれるからです ここにいる限り逃亡は有り得ません・・・少しだけ待って下さい
それにもうすぐよい知らせが・・・あなたがたにとっては悪い知らせかもしれませんが」
舌打ちをしながらパトカーへ戻る刑事達
ユンホ警部「無事に生まれますように」
空を見上げ祈るユンホ警部
男「刑事さん落ち着いてください まだかかるそうですから・・・」
シア刑事はうろうろと歩き回り、男の子も後ろをついて歩きます
男の子「そうだぞシア・・・落ち着けよ!!」
シア刑事「言ったな!! そういうお前だってさっきからうろうろと・・・この~~くすぐっちゃうぞ~~」
男の子「きゃははは はは や~め~て~~~ 」
看護婦さん「ここは病院ですよ お静かに!!」
シア刑事・男の子「はい ごめんなさい・・・」
男「どうして俺のこと信じてくれたんですか?」
シア刑事「きれいな目をしてたから・・・それにこいつにガラスの破片向けてなかったし・・・」
男「それだけで?」
シア刑事「うんそれだけ(●^∀^●) 充分でしょ?」
男「それだけでさっきの警部さんも?」
涙が男の頬を伝う・・・
シア刑事「だめだよまだ泣いちゃ 子供が生まれる時までとっておかないと」
おぎゃあ おぎゃあ
3人は顔を見合わせる
3人「生まれた~~ やった~~\(^O^)/ 」
看護婦さん「シーッ お父さんどうぞ(*^ー^*)」
うれしそうに中へと入っていく
男の子「やったなシア!!」
シア刑事「うん!! すごいな!!」
と二人ハイタッチ
男「お待たせしました 刑事さん行きましょう・・・」
シア刑事「どこへ?」
男「警察ですよ これ以上迷惑かけられません・・・」
ヒーロー刑事「お待たせ!! その必要はなくなったよ まぁ後で調書は取らせてもらうけど」
男「???」
ヒーロー刑事「犯人が捕まったんだ 社長の息子」
訳が分からず呆気にとられる男
シア刑事「別件でヒーロー刑事が探ってたんだ・・・」
ヒーロー刑事「近所の子供達が目撃してたんだ・・・でもあの刑事達に相手にされなかったって東方署へ来てくれて・・・」
ユンホ警部「そこへシアから電話が入ったというわけ・・・
すいません同じ警察官として俺からもお詫びします」
シア刑事・ヒーロー刑事も一緒に頭を下げる
男「でも俺・・・この子に・・・」
男の子「ぼくが転びそうになって助けてくれたんだ・・・それでガラス割れちゃって・・・それで・・・」
シア刑事「そっか じゃあお礼言わないとな(●^∀^●)」
男の子「お兄ちゃんありがと(*^ー^*) それとあかちゃんおめでと!!」
男「ありが・・・とう・・・」
男の子「また泣くぅ~~ 父ちゃんだろう?」
男「そうだな 父ちゃんだもんな」
ヒーロー刑事「あっ!! 早く帰らないと・・・取り調べマックスに頼んだんだ 早く帰って止めないと」
シア刑事「ありがとヒーロー 今度さこいつバイク乗せてやって」
ヒーロー刑事「OK!! じゃあ後でね!!」
ミッキー刑事「そういう事件だったんだ・・・」
マックス刑事「あの取り調べした男が犯人だったんですね 余罪がありすぎて苦労したんですよ ケーキは食べられなかったし・・・」
ユンホ警部(ケーキ後で買ってあげたじゃん ホールで2つも(ToT))
ヒーロー刑事「あれから大変でさぁ 尋問が凄すぎて泣いてるし・・・泣き止まないからさっきの刑事と交代するぞって言ったらなんでも白状したけど」
シア刑事「マックスの尋問は凄い・・・涙搾れるから・・・」
マックス刑事「何か言いました(-_-#)」
シア刑事「何も言ってません・・・」
マックス刑事「そういえば手紙もきてましたよ 孤児院のちびっ子から」
マックス刑事から受け取り読み始めるシア刑事
(シアへ
クリスマスにはこいよな
ヒーロー刑事とかマックスとかも一緒にな
じゃあな)
マックス刑事「裏に何か書いてありますよ」
(今度お前のバイクに乗ってやるよ
大きくなったらシアみたいな刑事になるぜ!!)
マックス刑事「良かったですね(*^ー^*) 」
シア刑事「う・・・うん」
マックス刑事「わぁ~~泣いてるし」
シア刑事「泣いてないよ(。>_<。)」
ユンホ警部「そろそろ行こうか? ちびっ子達待ってる(o^_^o)」
4人「了解!!」
東方署の刑事達~クリスマスの思い出~ 完