慢性子宮内膜炎(cd138検査。リプロではBCE検査と呼んでいる)について調べました。
多くのクリニックで実施している検査です。
そもそも慢性子宮内膜炎って何?
「慢性子宮内膜炎は子宮内膜の深い基底層にまで細菌が侵入し炎症が起こり、持続している状態です。月経が起こり子宮内膜が作られるたびに炎症を繰り返すので自然には治りません。
(症状)ほとんどの人に自覚症状がない、時に不正性器出血や骨盤痛などあるが症状に乏しいことが特徴、生理不順や無月経、炎症が卵管に及ぶことなどにより不妊症となることもあります。」医療法人福田医院HPより引用
ふむふむ…
「19世紀に慢性子宮内膜炎の存在が初めて報告されましたが、その明確な定義や病態はいまだに確定しておらず、診断には様々な方法があります。それぞれに一長一短があるため、状況により適切な検査を選択する必要があります。」春木レディスクリニックHPより引用
19世紀って…そんな昔から研究しててもまだわからないなんて
慢性子宮内膜炎かどうかで妊娠率は変わるの?
ネットで論文や色々なクリニックのHPを読みましたが、妊娠率は治療前よりは、上がるようです←引用しようにも各々の結果があり、良い文章が見つかりませんでした。
↑例えばここから引用しますと…
- 1年間での累積妊娠率はGroup2(慢性子宮内膜炎の所見有り、抗生剤で治癒)、Group3(慢性子宮内膜炎の所見有り、抗生剤で治癒せず)、Group1(慢性子宮内膜炎の所見無し)の順に76.3%、20%、9.5%であった。
- 累積妊娠率はGroup2、Group3、Group1の順に65.8%、6.6%、4.8%であった。
- 1年間での累積妊娠率はGroup2(慢性子宮内膜炎の所見有り、抗生剤で治癒)、Group3(慢性子宮内膜炎の所見有り、抗生剤で治癒せず)、Group1(慢性子宮内膜炎の所見無し)の順に76.3%、20%、9.5%であった。
- 累積妊娠率はGroup2、Group3、Group1の順に65.8%、6.6%、4.8%であった。
RIFの約30%に慢性子宮内膜炎を認めると言われている2)。子宮鏡検査で慢性子宮内膜炎を疑った場合、子宮内膜生検を行い、免疫染色でCD138陽性の形質細胞を確認し診断する。その原因は、大腸菌、エンテロコッカス、連鎖球菌、マイコプラズマ、クラミジアなど様々で、検出されないこともある。そのため子宮鏡検査の子宮内腔所見が重要となる。最も典型的な所見は「strawberry aspect」といってイチゴの外表用に発赤した子宮内膜といくつもの白斑を認める(図1)2)。このような所見を認めた場合、広域の抗菌薬の投与が必要で、具体的には第1選択薬としてドキシサイクリン(ビブラマイシン®︎,100mg)1日2回×14日間を使用し、改善しなければシプロフロキサシン(シプロキサン®︎,200mg)+メトロニダゾール(フラジール®︎,250mg)1日2回×14日間を投与して治療することが推奨されている2)。日本産婦人科学会HPより引用
なるほど
私が思うこの検査の問題点1.痛い
2.検査時期がクリニックによって異なる
2.について調べましたが、低温期に検査実施のクリニック、高温期に検査実施のクリニック…半々という印象でした。
【検査時期比較】あくまで私が調べた範囲です。
・はなおかIVFクリニック… 月経終了直後〜排卵前(子宮内膜基底層を採取するため)
・岡山二人クリニック…卵胞期(低温期)
・リプロ東京・大阪…生理終了直後の内膜の薄い時期でないと、基底層の細胞が採取できない
・神戸ART…ERAと同時が多い印象だが低温期でも可能
・杉山クリニック…高温期に実施
・陣内ウィメンズクリニック…生理10日目から排卵後の高温期まで
・はらメディカルクリニック…排卵3日前から次の月経期の間まで(内膜が形成される時期)
診断基準もないため、結局は自分が何を信じるかになってしまいますね。
ちなみに、ラクトフェリンのサプリメントを飲む、と言う治療ではなく、ちゃんと抗生物質で菌を消さ無いとダメみたいですね。
色々調べてるうちに、自分が慢性子宮内膜炎なんじゃなかろうか?と謎の不安に駆られてしまう
ナイジェリアの研究によると、ビタミンCが良いらしい
ビタミンCのサプリ毎晩飲んどくかな