言葉、言語。
私が大好きで、大学で専攻したものです。
英語学専門でしたが、言葉そのものが好き。


ふと気になったのが、
「そのような様子である」という意味の「~そう」
という言葉。
「楽しい」→「楽しそう」
「重い」→「重そう」
「明るい」→「明るそう」
などが具体例。

一つ、気になる形容詞がありまして。
「かわいい」
これは
「かわいそう」
であり、意味が変わってくる。
「かわいい様子」を表すとしたら「可愛いげ」(方言?)だと思うし、
「悲壮な様子」を表す「かわいそう」という日本語自体が存在するのかわかりません。
「かわいそうだ」という形容動詞なのかなとも思います。

というわけで、すっごく謎の言葉。
本来の言葉が「かわゆし」で、この一単語に「愛らしい」「気の毒だ」という両方の意味がそなわっている。
その語尾に「~らしい」をつければ+のイメージ、「~そうだ」をつければ-のイメージの語に変化させられる、というところまで調べました。
ちなみに「可愛い」は当て字だとのことです。


そして、気になる言葉二つ目。
以前もどこかで書いたような気がしますが。
「形容詞」+「です」
という表現がおかしく感じる…けど、代替表現が思いつかないということ。

「この漫画は面白いです」
「おやつのケーキがとってもおいしかったです」

つたないというか、タラちゃん言葉になっちゃってる。
というわけで回りくどく
「この漫画は面白く感じました」
「おやつのケーキがとってもおいしく思われました」
なんて風になってしまう。
どこかで「それは日本語の欠陥だ」と読んだことがありますが、日ごろ見ている仕事のテキストでやたらそういう文面を見かけ、そのたびに首を傾げてしまいます。

「この本はあの本より面白いです」
「彼は兄弟の仲で一番背が高いです」
「あの犬はとても大きいです」

うーーーーーーん???
って、思う。

まあ、これも解けないままでいる謎なんだけど。
でも言葉のことを考えたり知ったりするのは楽しい(о´∀`о)