京都
 
15歳の中学の修学旅行で初めて訪れて
その後ご縁がずっとなくて
 
この仕事を27歳でスタートしてまたご縁が繋がって
27歳から40歳の今まで一体何度京都に足を運んだのだろう・・・・
 
100回はまだ遠いけど
数十回にはなりました。
 
「なんでそんなに京都が好きなの?」
たまに聞かれることがあります。
 
実は
「私は最初京都が苦手でした・・・」
理由は・・・
難しそう
敷居が高そう
怖そう
価格が高そう
よく分からない
 
こんなことが羅列されます。
 
でも、大人になるにつれて
経験を重ねて
知識を得て
日本史が好きなこともあるのでしょう
日本中を駆け巡っていることもあるのでしょう
 
どうしても京都を知らないと日本が語れない
全ての道はローマに通ず
同様
全ての道は京都に通ず
のようなことを感じることが日本のいたるところで確認できます。
 
1200年日本の都があり、天皇がいらした事実はやはり重みと深みと意味があります。
 
で、なんで私はここまで京都が好きなのか?
ですが
その時々で語る言葉は変わりますが現在時点の私の言葉で表現するならば
「飽きない」
これにつきます。
 
知れば知るほどもっと知らなくちゃ。もっともっと
私の知識欲や探究欲を素晴らしい形で満たしてくれる
それが自己成長につながり様々なものの見方を変えてくれる。


京都にくると人間も動物としての五感をフルに働かせることが自然にできるので
喜怒哀楽を美しく表現する術というものを学べる気がします。
 
美しく咲く
美しく散る
そういう人として・あるいは女性としての生き方を少しずつ
その人のステージにあった優しさで
京都はいつも教えてくれます。
 
歴史や時間の重層的な積み重ねは必然を生み出します。
 
京都の必然
いろいろなジャンルで存在します。
京都人の必然
京都寺や神社の必然
京都の四季の必然
京都 食の必然
京都 伝統産業の必然
京都文化の必然
 
それを学ぶと
「自分が京都や日本のみならず世界各地の時間と歴史の重層的な積み重ねにより
生まれ現在まで繋がってきた必然を共感せずとも理解しよう」という優しさや大きさを
身に着けることができるような気がします。
 
要するに
相手や周囲に対する思い遣りの気持ちや表現(作法)の自覚ができるということ。
 
大人の精神性に気付くということ。。

そんな文章にしてみたらつらつら書けている自分に少し驚きつつ。
 
京都の碁盤の目の真ん中
京都御所の南エリアを歩きます。
 
目的地はさきほどランチを堪能したブランピエールさんからすぐ。
そのすぐの道のりの中でも京都らしいお店や風情が目に入ってくるのがこの周辺
 
「京都は歩いてこそ魅力が堪能できる街」


次なる目的地はこちら。
大きなバナナの木が目印
 
カフェビブリオティック ハロー!さんです。
 
住所を書くとこうなります・・・
京都府京都市中京区二条通柳馬場東入ル晴明町650
 
晴明町・・
陰陽師の晴明からきているのかしら?
真偽は定かではありません。私の妄想・・・
京都の住所の表示って独特で素敵だと思いませんか?
上ルが北へ行くこと
下ルが南へいくこと
 
http://www5e.biglobe.ne.jp/~egami_01/kyoto_autumn/html/x_keyword1.html
ここに詳しく載っています。


このカフェはブックカフェです。
蔵書がたくさん!
しかも棚の上にある本とても読みたい
「木村伊兵衛のパリ」があるのにとれません(笑)
 


店内も町屋を使っている・・
天井が高く、2階もあるようです。
2階は私が訪れた時は使用不可でした。
 
と思ったら2階は画廊なのだそうですよ。
 
お客さんは
若い方

外国の方
が圧倒的です。
 


でも、ちゃんと妙齢の大人のおひとり様やお二人様もゆったりできますから
ご安心ください。
 
蔵書もむしろ妙齢の大人の方々が嬉しくなるようなものが多いです。
京都に来たからには京都に来ている!感を高めてくれる本が読みたいです。
せっかくですから・・・
 
なかなか京都ガイド本って買ってまで読まないから逆に新鮮でしることが多いのです。


カフェですからもちろんコーヒー豆もこだわりのものを使っていますが、ここはランチメニューも
人気なのです。
 
4種類ほどのランチメニューが常時あってその全てが価格も1000円代
パスタ系
パン(サンドイッチ)系
色々揃ってます。
この写真のメニューの後ろにちょっと写ってもいますがA5の和牛ステーキなんかもありました。


店員さんも皆さんお若い
お客さんがひっきりなしにくるので忙しそうでしたが、この町屋のどっしり感とバナナの木が
癒し効果を演出してくれているので賑やかしい感じはありません。
 
このカフェのお隣にはパン屋さんが併設されていてそちらに自転車できてパンを買ってかえる京都の人の姿もよく見かけられます。
 


バナナの木の一番近くの街並みが見える窓際のテーブル席で今回はティーを。


ソファー席もあって全体的にマホガニー超
京都のどまんなか
町屋
若者
豊富な蔵書
古きよきものと新しいものがうまく共存しています。
 
これぞまさに京都の街を体現しているではありませんか。
伝統と革新の共存

京都のある老舗店のご主人が
「伝統というけれど、毎日の日々を懸命に生きるため 店を存続させるため
努力の結果が自然に積み重ねとなり伝統と呼ばれている(だけ)」
 
当の本人からしたら
当たり前の日々を懸命に努力して積み重ねている繰り返しなのかもしれませんね。
 
スポーツ選手のように
だから
京都もある意味
「アスリートなのかもしれません。」


ここでしばし電源をおかりして1杯の紅茶を飲みながら
読書とお仕事をして
京都のまんなかを探索してみることにしました。


近くにある銭湯
「玉の湯」
http://kyoto-tamanoyu.com/
 
銭湯なのにちゃんとHPもSNSもあるんです。
ね。
京都は古いものでもちゃんと新しいものも受け入れて活用しているのです。
 


このお店は歩いていると突然発見
竹影堂さん
何気なく存在していますが、京都で200年以上金属工芸を営んでいるお店です。
 
でも京都の方やお店に
「200年!老舗ですねぇ」
と言ってしまうと
「ふっ」と笑われてしまう・・・から・・・
 
「うちなんて新参者です」って返されてしまうから・・・・・
でもやはり京都の歴史と伝統をちゃんと毎日の積み重ねで守っているお店です。
http://www.chikueidou.com/
 
守っているなんて私が行ったらおこがましいのですが・・
 



 
そして京都の京都
中京区の小学生の男の子が背負っている黄色い鞄
これはランドセルではありません。
 
「ランリックというものなのです」
小学生の通学鞄なのですが、関東では全く流通していないと思います。
京都府内の一部の小学校で導入されているランリック
 
逸話がありました
http://withnews.jp/article/f0160102002qq000000000000000W02j0401qq000012866A
 
こうしてただ京都市内を歩いているだけでどれほど私の感性に響いてくる景色が
あるのでしょう☆
 
京都は京都であり続けてほしい
言うのは簡単
 
するのは困難
 
でもこのまま東京とは比較できないこの風情と歴史・伝統文化を残してほしい
 
そう強く思いました。
 
【お店情報】
交通手段
地下鉄東西線「京都市役所前」駅9番出口より北西へ徒歩6分
丸太町駅(京都市営)から515m
営業時間
12:00~23:00(L.O)
ランチ営業、夜10時以降入店可、日曜営業
定休日
火曜不定休