目が覚めたとき一人でいることに慣れて

ベッドから抜け出すのに時間がかかるようになった

枕を抱きしめたまま窓の向こうに視線を送る

今日も灰色の町は忙しそう


窓の外は雨

道を行く二人は傘の下で何気ない会話を続けて

これからも続く未来を空に描く

雨が止めば、二人は離れてしまうの?

そんなことないと、優しくささやいて欲しい



機械を通した声でも優しさを感じられるのなら

きっとそれだけで十分な幸せがそこにある

開けっ放しの窓に雨の粒が風に乗って入ってくる

涙と雨は溢れだすと止まらないんだね


窓の外は雨

言葉を失った二人はただお互いの存在を求め続けて

消えかけた未来をもう一度空に描いた

恋しいとき、どうすれば満たされるの?

あなただけの答えを、優しくささやいて欲しい