だんだんと寒い日が続くようになると

あなたの温かさが懐かしくて

まるで違うとわかっているのに

毛布にくるまって熱を逃がさないようにする


一人じゃ支えられない大切な何かを誰もが持っている

誰かと一緒に持つことで初めて支えられる、がんばれる

あなたがいたから、がんばれた

そう知ったとき、もうそばにあなたはいなかったよ


穂が風に揺られて奏でる音色を聞くと

思い出が季節と一緒にやってきて

まるでまたその時間(とき)を過ごすように

優しさや愛しさがたくさん溢れてくる


一人でがんばれることばかりじゃないことをみんな知っている

誰かと一緒にいるときはわからなくてもいつか知って、心に残る

あなたと一緒に、いたい

そう思っても、私は一人でがんばらないとダメなんだ