砂の器 | こみたんの映写会

こみたんの映写会

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映画の事以外もかいていこうかな♫

この映画は午前10時の映画祭でみる予定だったのに腰の手術で、飢餓海峡とともにみにいけなくなってしまいました。Amazonデポちっとおしました
1974年制作 監督 野村芳太郎
丹波哲郎加藤剛森田健作島田陽子

ある殺人事件を追って、丹波哲郎と森田健作が東北弁のかめだをてがかりに、捜査していました
見ていて島根地方も東北弁にきこえるなど
サスペンスもあるのですが
この映画のすばらしさは、ラストの30分にある
三つのパートから構成されている
作曲家和賀の宿命のコンサート、丹波哲郎の捜査会議、親子の放浪シーン
この親子は父親がハンセン病にかかり、妻が去り
村からも追われた。親子の回想シーンにはセリフがありません。
宿命の曲だけです。日本の美しくて切ない風景のなか、親子は放浪する。病気にたいする無理解から
いしをもっておわれる。おこめをすこしわけてもらって焚きだして、二人ではしゃぐシーン
学校でこどもたちが、なかよくあそんでるところを
じっと見つめる子供、海岸沿いを荒波にあおられながら、二人寄り添い歩くシーンどれもなみだがあふれます
そして美しく切ないだけでなく、懐かしいようなふうけいが悲しみをまします
ラストの加藤さんの、わしのわしのこでねええにまた涙腺決壊します
曲がいいんですよね、親子の放浪シーンがうかんできます
やっぱりスクリーンでみたかったです