8人の女たち | こみたんの映写会

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日頃観たDVDや映画の感想や日々の暮らしのあれこれ
映画の事以外もかいていこうかな♫




2002年ベルリン国際映画祭銀熊賞受賞

お話は50年代の仏。
雪に閉ざされた大邸宅にメイドを含み、家族が集まったクリスマスの朝に、
男の主人が何者かに殺される、密室劇。

囲むのは女8人のみ、犯人は誰だ。
クリスティ風推理劇の中、それぞれの本性も次々と暴かれる。
そして最後には大どんでん返しが待っている。


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8人の仏大女優が歌って踊る奇跡の映画
ベルリン映画祭で(大女優たちのアンサンブルの芸術的成果)
8人全員に銀熊賞が授与されたという伝説的映画

出演している女優を列挙するだけでも、ため息ものだ

ダニエル・ダリュー当時83歳彼女こそが、うたかたの恋の
伝説的女優だ


このアンサンブルキャストが百花繚乱。

1人1曲歌ってくれるのだ
何より女優さん達が演じていて、楽しんでいるのが、

画面から伝わってきて観てるこちらまで楽しくなる


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主役級がドヌーブ、アルダン。まだ40歳のべアールなどは小娘扱い
仏の成熟度ここに極まれリ

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見所はドヌーブ、アルダン、ベアールそれぞれの歌と踊り
特にアルダンの歌と仕草に見惚れた
眉の上げ方、しゃべりかた、キラリと光る瞳、タバコの吸い方と
粋だ。

ファニーアルダンのこのシーンが好きすぎる



オープニングから靴から衣装、部屋の壁紙まで細部にまで行き届いた、

極上のワインのような陶酔感をもたらしてくれる作品

最近やっとメイドのベアールが持っている写真がロミーシュナイダーだとわかった

オゾンの私たちへの謎賭けも楽しい