映画のスタントでの大怪我と失恋で自殺願望を持って入院してるロイが
幼い少女アレキサンドリアにお話を聞かせて自殺用の薬を持ってこさせようとする
そのお話の夢物語が万華鏡の様に繰り広げられる
アレキサンドリアが美少女でなくふっくらとした移民の子供だという所がいい
鼻をこすったり、ちっともじっとしていない
映画の始まりも白黒のアート写真集のようだ
象が透明度の高い緑の海を泳いだり、白い布地に赤い血がしみこむ所、
霊者が木から現れ、緑の草地から マヤの生贄みたいに横たわり、
身体中に世界遺産を含めた地図が浮き出るシーンは度肝を
抜かれました
ダーウィンの蝶の様な衣装、オウディエンスの手下の異様な鎧、
奴隷の水牛の角のついた兜がとてもいい。
特にリンゼイ姫の初登場のシーンの扇のベールの付いた衣装は、
扇の赤のグラデーションが美しく、衣装も異国情緒に溢れ、結婚式の白い衣装も香り高い
乾いた赤茶の土
水中宮殿や青い城壁、水中階段など、結婚式での白い服を着て廟の中を回転する人たちの孤が調和が取れて水の波紋を思わせる
廻るスカートの差し色の青など、どのシーンも映像美に満ちて、洗練されている
どれもこの世界には触れてはいけないような美しさの宿った場所と映像でお話は進む
霊者の死んだときに口から鳥が旅たち、奴隷は矢で射抜かれる死に方さえアートみたいだ
音楽も美しさに花を添えている。
そして夢の物語に入り込んだアレキサンドリアが最後の夢のシーンのロイに泣きながら死なないでと訴える気持ちがいじらしい
このおたふくちゃんがこの夢物語の本当の姫。また2人はいつでも合える
そして誰でも自分の王国を持っている
![$こみたんの映写会](https://stat.ameba.jp/user_images/20110822/15/miicyann-0324/77/08/j/t01920262_0192026211434303204.jpg?caw=800)
世界遺産いくつわかりました?